完全攻略ファイル No.5
【チャンピオンズC】むむっ!?この上昇過程はどこかで見たぞ!
今年の
チャンピオンズカップ(中京・ダ1800m)は昨年の覇者テーオーケインズに対して新興勢力がどう挑むのかが大きな焦点となっています。
一見、死角なしと思えるテーオーケインズも
『順風満帆はうわべだけ!?強力なジンクスが立ちはだかる』で触れられているように、全幅の信頼は置けない状況です。
すなわち、新王者誕生の期待も膨らむ一戦。ここでクローズアップしたいのは、前走が宝塚記念という異例のローテーションで挑む
グロリアムンディです。
2歳の10月に芝で新馬勝ち。続く京都2歳ステークスで4着、オープンの若駒ステークス3着、すみれステークス2着と格上挑戦で好走を続けて、クラシック出走も意識されていたであろう素質馬です。
ところが、1勝クラスもなかなか勝ち上がれず、2勝目はちょうど1年前。しかも、初挑戦だったダートで挙げたものでした。
ここで眠っていた素質が覚醒。4連勝で一気にオープン入りを果たし、ダートでの重賞初挑戦となったアンタレスステークスでも東京大賞典を4連覇しているオメガパフュームを相手に半馬身差の2着と好走。
ダートで初黒星とはなりましたが、差し馬優勢の流れの中、好位からの正攻法で現役屈指の実力馬を苦しめ、ダート路線のスター候補へ躍り出ました。
グロリアムンディのダート成績
22/04/17 2着 アンタレスS
22/03/21 1着 名古屋城S
22/01/10 1着 雅S
21/12/18 1着 香取特別
21/12/04 1着 1勝クラス
前走の宝塚記念挑戦はご愛嬌。12着と敗れたことで再びダート路線へ矛先を向け、鞍上に
R・ムーア騎手を迎えてダートの頂点を狙いにきました。
路線変更をきっかけに馬が覚醒。鞍上・R.ムーア…。
この過程、どこかで見たことありませんか?
そう。先週のジャパンカップを勝ったヴェラアズールを彷彿とさせるではありませんか!
中京のダート1800mも2戦2勝。その手綱さばきは大いに注目です!
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