完全攻略ファイル No.6
【京都大賞典】忘れた頃にやって来るアノ馬…逃走劇ふたたび
馬券発売開始前からオッズが割れそうと思われていた今年の
京都大賞典(阪神・芝2400m)ですが、その予想通りに単勝万馬券の馬がいない大混戦となりました。
どの馬にチャンスあり!こんなレースでなんとも不気味に映るのは今年の京都記念を12番人気で勝った
アフリカンゴールドです。
穴好きの中でこの馬がクローズアップされたのが昨年の中日新聞杯。17番人気(単勝154倍)という超人気薄ながら2着に入りました。
2021年中日新聞杯
2着 アフリカンゴールド(京都記念1着)
4着 ボッケリーニ(目黒記念1着)
5着 キングオブコージ(アメリカJCC1着)
7着 ヒンドゥタイムズ(小倉記念2着)
8着 ヤシャマル(日経新春杯、新潟大賞典3着)
13着 ラーゴム(白山大賞典2着)
17着 マイネルファンロン(アメリカJCC2着)
※カッコ内は本年の重賞好走実績
上記のように、このレースは暮れのローカル裏開催でG3のハンデ戦ながらレベルが高いレースでした。故に、次走以降に重賞で好走した馬が続出しています。
京都記念も3着サンレイポケット、4着ジェラルディーナ、5着ユーバーレーベンといった実力馬相手に鮮やかな逃げ切り勝ちを収めています。
続くG1の大阪杯も2番手からの正攻法で勝ち馬から0.6秒差の7着と健闘。1番人気のエフフォーリアには先着を果たしました。
前走の宝塚記念は、16着に大敗しましたが、敗因は明確。スタートで後手を踏み、なんとか先行集団に取りつこうと前半に脚を使ったためのラスト失速でした。
これは、不完全燃焼で度外視できるレースと言って良いでしょう。
中間の攻め過程からも、秋初戦に向けてきっちりと仕上げられており、反撃の態勢は整いました。ここは黙って見直しです!