シンハリング
4/20(水) 美浦(南W)
6F 83.6-67.1-52.0-37.5-11.5(馬なり)
先週は格下相手ながら、大きく先行したパートナーを楽に捕らえてしっかりと先着。今週はオープンのハヤヤッコをインに従えて直線に入ると、楽な手応えのまま封じ込めてゴール。前走の馬体重が512キロの大型牝馬だけに、ひと叩きされての効果は絶大。気合乗りも非常に良く映りました。
ここは格上挑戦となり、しかも前走は3勝クラスで15着と大敗。着順の字面からは狙いにくいですが、過去のレース傾向から面白いデータが浮かび上がってきました。
このレースは5歳馬が過去10年(5-6-5-40/56)で世代別では最も多く好走しています。その中にはもちろん人気薄の激走馬(2ケタ人気)も4頭います。そのうち3頭が3勝クラスで敗れてからの参戦でした。
牝馬限定の重賞とあって、格上挑戦も多いレース。ならば、前走で3勝クラスを走った馬全体の成績はどうだったのか?過去10年で(0-2-3-18/23)で勝ち馬こそいませんが、5頭が馬券絡みを果たしています。
ここで、先程の年齢、5歳でフィルターをかけてみると、(0-1-2-4/7)で複勝率42.9%。5歳・前走3勝クラスからの参戦は、実は激アツのファクターだったのです!
福島牝馬Sで激走した格上挑戦の5歳馬
20年13人気2着
リープフラウミルヒ 前走・美浦S3着
14年16人気3着
フィロパトール 前走・但馬S15着
13年10人気3着
ピュアブリーゼ 前走・クリスマスC6着
3勝クラス脱出に思いのほか時間がかかっていますが、近親にオークス馬シンハライト、マーメイドステークスを勝ったリラヴァティ、11年のラジオNIKKEI杯2歳Sでゴールドシップを破ったアダムスピークがいる活気ある母系。秘めた素質は高いものがあり、大波乱の立役者となる可能性を大いに秘めた1頭です。
福島牝馬S・追い切り全頭評価
1 | シャーレイポピー | B | 引き続き順調 |
2 | クリノプレミアム | B | 気合乗り良好 |
3 | フェアリーポルカ | C | 変わり身薄く |
4 | アナザーリリック | B | 仕上がり上々 |
5 | ジュランビル | B | デキ落ちなし |
6 | スライリー | B | 軽やかな脚色 |
7 | ハギノリュクス | C | 馬は元気だが |
8 | サトノダムゼル | C | 気配やや地味 |
9 | シンハリング | A | 叩き上積み大 |
10 | サンクテュエール | B | 仕上り及第点 |
11 | ホウオウエミーズ | A | ゴール前鋭伸 |
12 | アブレイズ | A | デキ高値安定 |
13 | エヴァーガーデン | B | 終いの伸び良 |
14 | ロザムール | B | 気配マズマズ |
15 | ルビーカサブランカ | B | 反撃態勢整う |
16 | キタイ | C | 動きはいいが |