うまスクエア

実は厩舎の勝ち頭！調教にも騎乗でまさに勝負の乗り替わり！

鮫島克駿騎手

この馬は、前走まで3戦続けて西村淳也くんが騎乗していました。

ただ今回は、ローズSで優先出走権を得たチェレスタの方に騎乗予定でした。

これは、2勝クラスを勝ったばかりのチルカーノは、賞金的に秋華賞出走が叶うかどうか判らなかったので仕方がないでしょう。

実際、秋華賞以降は再び手綱を取る予定の様ですからね。それだけ本来は手放したくなかったのでしょう。

代わって手綱を取る鮫島克駿くん。

一見は「たなぼた」に見えますが、

チルカーノを管理するのは高野厩舎。

この高野厩舎の今の勝ち頭で主戦は、実はこの鮫島克駿くんなんです！

この近１年でみると、高野厩舎の全34勝中、8勝を挙げている勝ち頭です。

しかも勝率21.6％、連対率40.5％と、鮫島克駿くんとしても高野厩舎にしても、ともに自らの数字を凌ぐホットラインと言えます。

因みに西村淳也くんは5勝で勝率14.3％、連対率22.9％ですから、断然鮫島克駿くんの方が高い数字です。

克駿くん、この今の3歳世代では、同じ高野厩舎の管理馬ジャンタルマンタルの新馬戦で手綱を取り、２戦目の重賞デイリー杯２歳Ｓも制覇しました。

ただ以降、オーナーサイドの意向で乗り替わり、ＧＩを２つも勝たれてしまい悔しい思いをしました。

それを厩舎サイドも良く分かっているんだと思います。この乗り替わりは、その厩舎サイドの心配りにも感じますね！

そんなやりとりがあったんじゃないですかね…

そう言えば、スプリンターズSで初GI制覇をなし遂げた西村淳也くんとは3つ違いの先輩ですが、同世代の若手同士。発奮するんじゃないですかね？

2年前の秋華賞で、スタニングローズで初GI制覇を成し遂げた坂井瑠星くんの時に雰囲気が似てますね。

あの時は、スプリンターズSで同世代の荻野極くんが初GI制覇を成し遂げ、瑠星くんも発奮した感じでした。

頑張って欲しいですね！

因みに…

チェレスタが秋華賞を回避することになり、西村淳也くんは体が空きました。

鮫島克駿くんを調教でも乗せているので、まさか戻すことは無いと思います。

ただ、もしそんなことがあった場合は、そんな強引なことまでして戻したいと言う事は、それだけ勝利を意識できるという事でしょう。

どちらにしても、相手には積極的に買っておきたい穴馬ですし、オッズ次第ではこの馬からも押さえておきたいですね。