うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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東京11R フローラS(G2)(芝2000ｍ)


昨年は6人気のラヴァンダに◎を打って上手く行ったレース。レースの性質はハッキリしており、それに血統傾向も沿っています。今年も同じ方針で臨みます。

フローラSは、桜花賞戦線から漏れた牝馬が集まる2000m戦。必然的に、桜花賞路線で求められる適性とは異なるベクトルが必要になります。

すなわち、桜花賞はスピードと瞬発力を求められ、フローラSはスタミナと底力が求められます。

その結果として、血統的には欧州血統の価値が高いレース。そして、その欧州血統の中で特にこのレースと相性が良いのが、英国GⅠ血統です。



昨年、私が本命にした6人気のラヴァンダは、母母父に英国ダービー馬コマンダーインチーフを内包していました。

一昨年、7人気で勝ったゴールデンハインドは、母父がシャマーダル。このシャマーダルは、英国のヨーク競馬場で行われたセントジェームズパレスSなど英国GⅠを2勝した馬でした。

他にも、22年はキングジョージ勝ち馬セントジョヴァイトの父プレザントコロニーを母母父に内包したエリカヴィータが5人気で勝ち、3着にはキングジョージ勝ち馬ガリレオを母父に保持したシンシアウィッシュが9人気3着と人気薄で好走しています。

12人気、10人気の二桁人気馬2頭がワンツーを決めた17年、その2頭モズカッチャンとヤマカツグレースは、いずれもキングジョージ勝ち馬ハービンジャーの産駒でした。

今年のフローラSでも、英国GⅠ血統を父か母父に保持している馬、または父母父、母母父に内包している馬に注目して候補馬を抽出します。

⑤タイセイプランセス
(母父オーストラリア)

⑬ルクスジニア
(母父ハービンジャー)

⑰ハギノピアチェーレ
(母父ハービンジャー)

⑰ハギノピアチェーレは、母父にキングジョージ勝ち馬のハービンジャーを保持して血統テーマをクリアする存在。

新馬勝ち直後に重賞のフラワーCを使って6着。浅いキャリアで長距離輸送、さらに、他馬の出脚が速く初戦とは全く違う形を強いられました。それでも、直線では外に進路を切り替えてから良い脚を使っており、6着まで押し上げています。これは及第点以上の評価を与えていい競馬でした。

伸び代しかないキャリア3戦目、関東圏への輸送も2度目。大駆けの可能性は十分あると見ています。




京都11R
マイラーズC(芝1600m)
◎②ニホンピロキーフ

昨年のマイラーズCでソウルラッシュ、セリフォスというトップマイラー相手にガチンコ勝負を挑んで0.4秒差3着と健闘した②ニホンピロキーフ。

それ以降、確かに期待ほど走れていない現状ではありますが、今回は見直しが必要でしょう。

この馬は典型的な平坦巧者で、これまでの全4勝はいずれも小倉、京都と直線平坦コース。対して、直線に坂がある中京・阪神では【0-1-2-5】とふるいません。

母父スウェプトオーヴァーボードといえば、京都で日経新春杯、京都大賞典と重賞を2勝したグローリーヴェイズと同じ。グローリーヴェイズも京都と香港だけ突出してパフォーマンスが上がる平坦巧者でしたが、同じ母父ということもあって、②ニホンピロキーフも平坦でこそのタイプです。

昨年に比べればメンバーレベルは二枚落ちくらいでしょう。これなら十分勝ち負けに持ち込めます。

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