うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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中京11R セントウルS(G2)(芝1200ｍ)

先週、同じ中京芝1200mで行われた小倉2歳Sでもワンツーを決め、改めて同コース重賞における強さを見せつけたストームキャット系。

今年のセントウルSはこの系統に注目。



先週の小倉2歳Sは、勝ったエイシンワンドが父ディスクリートキャットで、2着クラスペディアが父ミスターメロディと、ストームキャット系の種牡馬がワンツーを決めました。

そして、何と言っても強力なのがストームキャット内包種牡馬であるロードカナロア。

2023年の高松宮記念を12人気で勝つなど、同コース重賞で3度馬券になっているファストフォースを筆頭に、2022年高松宮記念でブービー人気をひっくり返して3着と高配当の立役者となったキルロードや、葵Sで13人気1着と大駆けを果たしたレイハリアなど人気薄の激走例も多数。

現在、日本の短距離重賞に欠かすことのできない存在となっているロードカナロアですが、その適性を支えているのは内包しているストームキャットの力だと言えます。それゆえに、ストームキャットの血が強い中京芝1200m重賞でも、これだけの活躍ができるわけです。

今年、中京で行われるセントウルSも、ストームキャットの血に注目。

②アネゴハダ
(父キズナ)

⑧キミワクイーン
(父ロードカナロア)

⑩テイエムスパーダ
(父レッドスパーダ)

⑬ピューロマジック
(父アジアエクスプレス)

⑭ダノンスコーピオン
(父ロードカナロア)

⑮アサカラキング
(父キズナ)

穴メーカー・ロードカナロア産駒から、⑭ダノンスコーピオンを強調。

福永厩舎に転厩して迎えた京王杯SCで4着と復調の兆しを見せた馬。その京王杯SCは、重賞3勝の実力馬ウインマーベルが勝ち、前年覇者のレッドモンレーヴが2着、3着だったスズハロームは先日のCBC賞で2着と、質の高いメンバー構成にあっての好走と評価できる一戦でした。

前走の安田記念は大外枠が祟って力を発揮できませんでしたが、その結果より注目すべきは、早い段階から美浦に滞在し、調教師がわざわざ最終追い切りを付けに来ていたという点。

開業直後のG1ということもあったでしょうが、それだけのコストを掛ける価値のある馬だと厩舎が見ているということの証明でしょう。

休養を挟んだこの中間も、調教師自ら手綱を取って精力的な乗り込みを消化。1200mへの距離短縮も魅力で、完全復活を宣言する一戦になりそうです。




中山11R
京成杯AH(芝1600m)
◎⑧サンライズロナウド

京成杯AHは、トニービン、サドラーズウェルズを筆頭とした欧州血統の存在価値が高いレース。



昨年の勝ち馬ソウルラッシュは、トニービン内包種牡馬のルーラーシップ産駒。2着ウイングレイテストは、母母父に凱旋門賞馬レインボウクエストの父でもあるブラッシンググルームを内包していました。3着ミスニューヨークの父キングズベストは、凱旋門賞馬ワークフォースを輩出しています。

それ以前に遡っても、欧州性の強い血統を父か母父に保持、または、父母父、母母父に内包している馬の好走例が多いことに気付きます。

平坦性の強いラップ構成から、持続力と底力が問われるのが京成杯AHの特徴。そこで求められる適性が欧州血統の領域であるということです。

①カテドラル
(父母父トニービン)

②ディスペランツァ
(父母父トニービン)

⑧サンライズロナウド
(父ハービンジャー)

⑩アスコリピチェーノ
(母母父サドラーズウェルズ)

⑭ドルチェモア
(父母父トニービン)

⑧サンライズロナウドを狙います。

父がキングジョージ勝ち馬のハービンジャー、母父がトニービン内包種牡馬のアドマイヤベガという点も見逃せないポイントです。

安田隆厩舎所属時代は、プール調整のみでレースに出走することがほとんどでしたが、今の安田翔伍厩舎に転厩後は、CWで時計になるところを乗れており、今回に至っては2週続けて併せ馬を敢行と、調教の質がだいぶ上がってきています。

その効果の片鱗を見せたのが前走で、超スローの展開ゆえに届きはしませんでしたが、メンバー最速上がりを駆使して0.4秒差、2着となら0.2秒差と見所のある競馬をしています。

シルクロードS4着、阪急杯3着と距離は違えど重賞でも足りるだけの実力は証明している馬。今回はモデルチェンジした姿を存分に見せてくれることでしょう。

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