うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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阪神11R 秋華賞(G1)(芝2000m)


昨年に続き、今年も阪神芝2000mを使って争われる秋華賞。

京都芝2000mの秋華賞と、阪神芝2000mの秋華賞は、全く異なるレースだと思っておいた方が良いと思います。

京都芝2000mの秋華賞は、テンの3Fが速めの前傾戦がデフォルト。実際、2011年から2020年までに行われた10回のうち、前後半5Fで前傾ラップになったのは7回。しかも、そのうち最小の前後半差は0.8秒で、残りはほとんど2.0秒近い極端な前傾戦でした。
また、テンの3Fが34秒台より速かった年は6回ありました。

対して、阪神芝2000mで行われた昨年は、前後半5Fは61.2-60.0秒と1.2秒の後傾戦で、前半3Fは36.6秒。京都時代のデフォルトとは真逆と言っていい競馬になりました。

そして、これは同じ舞台で行われる大阪杯に近い形。

G1昇格後の大阪杯は、今年を含めて6回あり、そのうち、後傾ラップが4回。前半3Fも35秒台中盤から36秒台中盤で流れるのがデフォルトです。

つまり、阪神で行われる秋華賞では、京都時代の秋華賞よりも大阪杯にヒントを求めるべきだということになります。

そして、大阪杯の主力血統といえば、ダートも走れそうなパワー血統、中でもヴァイスリージェント系とストームキャット系、総称してダート型ノーザンダンサー系です。



今年の大阪杯は、ダート型ノーザンダンサー系の天国状態となり、1～4着を同系統保持馬が独占しています。8人気の勝ち馬ポタジェは母父がヴァイスリージェント系オーサムアゲイン。前年勝利に続く連続好走となった2着レイパパレは、母父がやはりヴァイスリージェント系のクロフネ。そして、7人気3着アリーヴォは、母父がストームキャット系ハーランズホリデイでした。



昨年、同じく阪神で行われた秋華賞を4人気で勝ったアカイトリノムスメの血統を見てみると、母母父にソルトレイクと、ヴァイスリージェント系を内包していました。
また、2着ファインルージュは、父がキズナ。ディープインパクト×ストームキャットという配合の種牡馬ですから、ファインルージュは、ストームキャット系内包馬ということになります。

以上のことから、今年の秋華賞もヴァイスリージェント系、ストームキャット系のダート型ノーザンダンサー系を重視するべきという結論に達します。

昨年の結果も踏まえて、父か母父に同系統を保持している馬に加えて、父母父、母母父に内包している馬まで候補馬としてピックアップします。

⑥メモリーレゾン
(母父ノボジャック)

⑦スタニングローズ
(母父クロフネ)

⑧ナミュール
(母母父フレンチデピュティ)

⑪エグランタイン
(父母父ストームキャット)

以上が今年の候補馬。そして、馬券の狙い目は、母母父にフレンチデピュティを内包した⑧ナミュールだと見ています。

阪神JF、桜花賞はともに外枠が堪えた敗戦で、特に桜花賞は内前でごった返す競馬にあっての大外枠はかなり厳しかったでしょう。それでも、10着とはいえ差は0.3秒ですから大きくは負けていません。
赤松賞、チューリップ賞と高いパフォーマンスを出した2戦がいずれも休み明けだったことから、オークス以来のブッツケというローテも、この馬の力を発揮するのは好ローテでしょう。

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阪神8R
3歳上2勝クラス(ダ1800m)
◎⑪マルモリスペシャル

3走前に門別でマークした1.11.1秒が優秀で、中央でも通用すると密かに楽しみにしている⑪マルモリスペシャル。

2走前の中山ダ1200mでも注目していましたが、内枠で終始窮屈な競馬を強いられ、挙句、直線でも行き馬をなくし脚を余す敗戦。何とも勿体無い競馬でした。

次走を楽しみにしていたところ、なんと、陣営が選んだのは条件ガラリ一変の中京ダ1900m。正直、どんなものだろう？ と懐疑的に見ていたところ、この内容がまた優秀。
道中でマクリが入ったこともあって、中京ダ1900mらしい差し決着。そこで、この馬はハナ～番手で進み4着確保。他の先行馬は完封しており、上位馬以上の評価ができる競馬でした。

この2戦で1勝クラスならいつでも出番があることは証明されました。今度の舞台は阪神ダ1800m。多少相手は強くなりますが、十分ヤレていいはずです。

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