元教官・蓑田早人の蓑田塾
ここでは主役の走りを期待!
こんばんは。蓑田です。
ついに、やってくれたね。
三浦皇成騎手がウインカーネリアンとともにスプリンターズSを勝ち、JRAのG1初勝利となった。
以前からこの場では言ってきたことだけど、私の教え子の中では一番の天才だと期待していたのが皇成。
正直なところ、よくここまで時間が掛かったなというところ。応援してきたファンの人たちも同じ気持ちなのだろう。
そして、ここで、この馬で、こういうレースで勝つのかというのも、意外であり、ドラマチックでもあったね。
レースはスローの前残りで上手くいったといえばそうかもしれないが、ジューンブレアで逃げの手に出た武豊騎手、すぐに外の2番手に付けて折り合いを付け、楽な流れを形作った皇成、新旧二人の天才による共同作業だった。
ウインカーネリアンは皇成が5年近く、海外遠征も含めてほぼ一人で乗り続けてきた馬。しかも所属する鹿戸雄一厩舎の馬でもある。
レース後、もちろん私からも祝福の連絡を入れたが、皇成からは「蓑田さんが元気なうちに勝てて良かったです!」と言われたよ(笑)
こういうジンクスは破れると堰を切ったように、ということもあり得ること。今年のうちに皇成が2つ目、3つ目とポンポン勝っていく姿も少し想像してしまうね。
元教官・蓑田が厳選!
日曜一番【武豊】
今週は毎日王冠と京都大賞典、そして日曜日の夜には凱旋門賞も行われる。
毎日王冠はチェルヴィニアとサトノシャイニングの2頭が少し抜けているんじゃないかな。チェルヴィニアは前走で復調を見せたし、東京のこのくらいの距離なら競馬もしやすい。
サトノシャイニングは武豊騎手。京都大賞典にもお手馬のアドマイヤテラがいるが、どうやら本人がサトノシャイニングの方を選択したようだ。
スプリンターズSでは皇成のアシスト役を担ってくれたが、ジューンブレアもアタマ差の2着だった訳だからね。サトノシャイニングも逃げるか控えるか作戦が注目の馬だが、ここでは主役の走りをしてもいい。
人気薄での2~3着ならばシリウスコルトかディマイザキッドか。4歳馬でまだ底を見せておらず、夏を越しての成長がありそうな点に期待したい。
京都大賞典はドゥレッツァ、アドマイヤテラ、ショウナンラプンタ、サンライズアース、サブマリーナ。G1馬と勢いのある4歳馬たちの戦いという形だね。
そして、もう人気は相当落ちているが、プラダリアもこの舞台ならまだ無視できない。騎乗する高杉吏麒騎手は先週100勝を達成したが、ここも勝負になると思って騎乗してほしいね。
最後に凱旋門賞について。今年はミニーホークが強そうだと思うが、日本馬についても最近の中ではかなり楽しみな布陣になったのではないかと思うね。
純粋な能力ではクロワデュノールだが、ビザンチンドリームにもアロヒアリイにもそれぞれ違った強みがある。馬場や展開など直前まで分からない要素があるのが凱旋門賞だけど、どういうレースになっても誰かが強さを発揮してくれそうな気がするよ。
日曜の騎乗一覧と評価
レース | 条件 | 馬名 | 評価 |
東京5R | 芝2000m | ベンティガスエルテ | C |
東京6R | ダ1600m | テキサスバローズ | B |
東京7R | 芝1400m | シホリーン | A |
東京9R | 芝1400m | ラッジオ | C |
東京11R | 芝1800m | サトノシャイニング | A |
東京12R | ダ1600m | スマートスピア | B |
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競馬セブン
■毎日王冠・データが導き出す好走馬
3つの好走ポイント
1.逃げ馬は高確率
2.3歳馬と牝馬が高確率
3.格が重要なレース
《出走注目馬》
・サトノシャイニング
・チェルヴィニア
・ホウオウビスケッツ
・ラファドゥラ
3つの好走ポイントに1つでも該当する馬は、人気問わず、好走する可能性十分。最終決断・勝負買い目は必見!