うまスクエア

元教官・蓑田早人の蓑田塾

G1デーでも騎乗馬の質は良し！

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朝日杯フューチュリティSには以前から注目していたシュトラウスが出走する。

前走の東スポ杯2歳Sは能力を出し切れて強い競馬だったけど、当時もこの場で振り返ったように、ペースや隊列のおかげで折り合いが楽だったのが良かった。毎回あそこまで理想的な流れにはならないだろう。

1800mで勝った後でもマイルの朝日杯を選んだのは良い判断だと思うけど、上手くいかなければサウジアラビアRCのように力を出し切れないレースになってしまう可能性もあるかな。

見ておきたいのは返し馬。今回も乗り替わりでマーカンド騎手との新コンビになるので、できれば返し馬は止めるところまで見て、息が合っているかどうかを確かめておきたい。

その他にはジャンタルマンタル、セットアップ、エコロヴァルツ、ダノンマッキンリーといったところは外せないが、穴で面白そうなのがオーサムストロークとサトミノキラリ。

オーサムストロークは100勝を達成した坂井瑠星騎手、サトミノキラリは先週のカペラSを勝った津村明秀騎手に乗り替わる。どちらも横山武史騎手が主戦の馬だったが、今回はセットアップに乗るので回ってきた形になる。

瑠星は100勝しているだけあって、G1の日でも外国人騎手や他のリーディング上位騎手に負けず良い馬に乗せてもらっているね。

5Rのクラヴィコードは先々まで期待できそうな新馬。8Rのタマモタップダンスは朝日杯FSのオーサムストロークと同じ伊藤圭三厩舎の管理馬。10Rのルージュラテールは所属する矢作厩舎の馬。今年の瑠星は矢作厩舎の馬で18勝もしているそうだ。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
阪神1R	ダ1800m	ポルポラジール	B
阪神2R	芝1800m	エコテーラー	B
阪神5R	芝1800m	クラヴィコード	A
阪神7R	ダ1800m	チュウワハート	B
阪神8R	ダ1400m	タマモタップダンス	A
阪神10R	芝1400m	ルージュラテール	A
阪神11R	芝1600m	オーサムストローク	A
阪神12R	ダ1400m	サトノルフィアン	B

先週の阪神ジュベナイルフィリーズは、北村宏司騎手のアスコリピチェーノが勝利。

宏司はアスコリピチェーノで勝った新潟2歳Sが5年ぶりの重賞勝利だったが、今回はキタサンブラックの菊花賞以来となる8年ぶりのG1勝利だそうだ。怪我から復帰して、今年はようやく復活と言える年になったのかな。

レース自体はある程度力通りに決まった感じだけど、まだ来年の勢力図が固まるようなインパクトは感じなかった。今回走った馬では、3着のコラソンビートが来年もっと伸びてくるんじゃないかと思ったよ。

永島まなみ騎手が騎乗したスウィープフィートは7着。頑張っていたがやはり出遅れと前半の位置取りが厳しかった。力は見せたがやや不完全燃焼の感じもあり、次走もオーナーや厩舎が継続騎乗を許してくれるかは気になるところだね。

土曜日に中山で行われていたヤングジョッキーズシリーズは横山琉人騎手が優勝した。その後のターコイズSでもフィールシンパシーで2着に好走したね。

今年の美浦では佐々木大輔騎手の勢いがすごかったが、琉人も確実に伸びてきている。この優勝が良いアピールになれば、来年は改めて楽しみだと思うよ。


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