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元教官・蓑田早人の蓑田塾

このままだとピンチ！腕で大駆けを期待

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日本では日曜日にアルゼンチン共和国杯とみやこSが行われるが、アルゼンチン共和国杯のユーキャンスマイル、そして騎乗する石橋脩騎手に注目している。

腕は本当に達者なんだけど、技量と比べて成績が伸びてこないのが現状なんだ。

上手いのはもちろん、乗り方が私好みでもあるので頑張ってもらいたいし、現場の人々もみんな石橋のことは上手いと分かっているはずなんだけどね。

それこそ、私が教えた生徒の中では『理想的に仕上がった』といえるのが石橋。追い方も好きだし、ポジション取りも良いし、騎手になってからずっと特別に見ている騎手の一人なんだけどね。

技術だけなら川田のようにトップジョッキーなっていてもおかしくないし、同期の松岡も「よっぽど僕より上手いですよ」と言っていたくらいなんだが。

去年はこの週のファンタジーSで重賞を勝ったが、今年はまだ1つも勝てていない。2016年から2022年まで7年連続で重賞を勝てているが、今年はこのままだとピンチかもしれない。ユーキャンスマイルは十分にチャンスがあると思うので、腕で大駆けを導いてもらいたいね。

みやこSはアスクドゥラメンテ、セラフィックコール、ウィリアムバローズなど底を見せていない馬が多く集まった。

ここでの戦いを突破した馬が、今後のダートG1で主役になっていくんだろうね。JBCやBCには見劣るG3とはいえ、将来を見据えて注目の重賞になりそうだよ。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
東京3R	ダ1300m	キングスクラウン	C
東京6R	芝1400m	ボールドホーク	A
東京8R	ダ1400m	マテンロウアイ	B
東京10R	ダ1600m	ヒロノシュン	C
東京11R	芝2500m	ユーキャンスマイル	A

先週の天皇賞は凄い競馬だった。

今まで言われていたイクイノックスの『世界一』というのはレーティングについての話だったが、これで芝2000mの世界レコード保持者となり、能力的にも世界一と認められる存在になったんじゃないかな。

次のジャパンカップは1周コースになるので、例えば内枠を引いて馬群に押し込められるような競馬になった時が心配だけど、逆に言うと、もはや負ける可能性はそういった不利やアクシデントでしか考えられないね。

さて、今週はJRAでのG1がない代わりに、金曜日には大井でJBC競走があり、そして週末はアメリカでブリーダーズカップが行われる。

今年のブリーダーズカップは色々なレースで日本馬にチャンスがありそうだね。2年前にやっと初めて日本馬が勝ったとは思えないほどだよ。

ウインカーネリアンでBCマイルに挑戦する三浦皇成騎手は応援しているよ。ソングラインもいるし勝つまでは難しいと思うけど、もしJRAのG1を勝つ前にブリーダーズカップを勝ったりしたらファンの評価も変わるんじゃないかな(笑)

ダートの方も、アメリカのダートと日本のダートは別物。BCクラシックはウシュバテソーロよりデルマソトガケの方が適性があるかもしれないし、馬券は売らないようだけど、メイケイエールもアメリカのダートがちょうど合う、という可能性もあるかもしれないよ。


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