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こんばんは。蓑田です。

週の札幌ではワールドオールスタージョッキーズが開催されている。

今年は外国騎手6名のうち4名が初めての日本での騎乗。地方代表は高知の宮川実騎手だ。

どの騎手もWASJに選ばれるくらいの実力があるので、初めての日本、初めての札幌というのはあまり意識しなくてもいいだろう。

ただ、道悪になると経験の差が出そうなので、各騎手の腕前をしっかり見るなら土日とも良い天気、良い馬場でやってほしいね。

JRA代表では岩田望来騎手と坂井瑠星騎手が初めての出場。むしろ、この2人の方が外国の騎手たちよりも意識しているというか緊張しているかもしれないよ。

こういった機会に初めての騎手を見る時は、私はステッキワークと道中の折り合いを意識しながら見ているね。あとはヒジの位置。個人的にはヒジが浮いているような乗り方はあまり好きじゃないんだ。

こうやってイベントを開いて海外の有力なジョッキーに来てもらうのには、日本の騎手に海外の技術やレースへの取り組み方を学んでもらうという意図もある。

札幌にいない若手騎手にもWASJのレースはしっかり見届けてもらいたい。良い部分はしっかり参考にして取り込んでもらいたいね。

初日は女性騎手のレイチェル・キング騎手が1着と2着でトップ。2戦とも見応えがあったレースで、日曜日も楽しみだ。

初出場の岩田望来騎手は土曜日の2レースをBランク、Cランクの馬で3着、7着にまとめた。

日曜日は10RのイーサンバーニングがAランク。優勝も狙える位置なので頑張ってもらいたい。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
札幌1R	芝1500m	アイスノート	A
札幌2R	ダ1700m	レッドブラスト	B
札幌3R	ダ1000m	テンプロファイター	C
札幌6R	芝2000m	ヴェロス	B
札幌7R	ダ1000m	クルールデュヴァン	B
札幌8R	芝1500m	エイシンジェンマ	A
札幌10R	ダ1700m	イーサンバーニング	A
札幌12R	芝1800m	ウインルーア	B

先週の札幌記念は難しいレースになったという印象だったね。

各馬の進路取りや、直線でのバラけ方、最後の着差の大きさ。発表は稍重だったけど、まるでもっと過酷な道悪での競馬のようだった。

トップナイフは1頭だけ最内を抜けてきて2着に好走。あの結果を見て「他の騎手は何をやっているんだ」と思うファンもいるかもしれないが、あの位置を通って伸びてこられるかどうかは個々の馬による。

誰がやっても上手くいく作戦ではないし、和生も人気がなかったのでイチかバチかという立ち回りだったんじゃないかな。

勝ったプログノーシスは秋が楽しみになったが、今回の札幌記念であれだけ突き抜けたのなら、馬場が重や不良になっても良いパフォーマンスができそうだよ。

一方、3着以下の馬たちはどれも首をかしげてしまうような結果。シャフリヤールはノドの影響があったようだけど、ジャックドールの勝負どころでの動かなさは不思議だったね。

今週の重賞は新潟2歳SとキーンランドC。

2歳重賞の新潟2歳Sは時計を重視してエンヤラヴフェイスとクリーンエア。アスコリピチェーノも初戦は1400mだったけど良い勝ち方をしていた。

良馬場なら時計が詰まりそうなショウナンマヌエラ、新潟が合いそうな走りだったシリウスコルト、永島まなみ騎手が乗るルクスノア辺りまで注目しているよ。

キーンランドCはG1を見据えての出走でも、ナムラクレアが頭一つ抜けている印象かな。そこから函館スプリントSの上位馬や青函S勝ち馬のゾンニッヒ、昨年の2着馬ウインマーベルあたりを狙っていきたい。


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