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元教官・蓑田早人の蓑田塾

この勢いは止まらない!?

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こんばんは。蓑田です。

今週から北海道の競馬は函館から札幌へ。

北海道シリーズとひと括りにされることも多いが、同じ洋芝でも函館よりも札幌の方が芝質が重くて最初から時計が掛かるという印象がある。

函館だと馬場が悪くなるまでは速い時計での決着もあるが、札幌では良馬場の開幕週でもしっかり時計が掛かり、スピードだけでは勝てない総合力勝負になるという感じだ。

函館リーディングを獲得した佐々木大輔騎手は今週も土日合わせて20鞍騎乗と大人気。今や、北海道では佐々木が乗ると馬券が余計に売れるくらいになっているようだね。

先週こそ未勝利だったが、19日の門別で行われたヤングジョッキーズシリーズでは2戦して1着、2着だったそうだし、この勢いは札幌でも止まらないんじゃないかな。

横山武史騎手、ルメール騎手、武豊騎手といった先輩たちが重賞などで札幌を空けることが多くなれば、札幌リーディングも不可能ではないだろう。

日曜日は10Rを除く11鞍に騎乗する。人気のない馬でもチェックしておかないといけないが、特に1頭挙げるなら7Rのモウショウ。

ダノンスコーピオンで中京に行っている横山和生騎手からの乗り替わりという形だけど、ダートで変わり身がありそうだよ。

札幌には今村や古川奈穂も参戦していて、今村は土曜日に勝利を挙げた。佐々木以外の若手騎手もキッカケを掴む舞台としてもらいたい。

日曜の騎乗一覧と評価

レース	条件	馬名	評価
札幌1R	ダ1000m	タケシ	A
札幌2R	ダ1700m	ホットチョコ	B
札幌3R	芝1200m	エルフォルク	B
札幌4R	ダ1700m	ライヴペッパー	A
札幌5R	芝1800m	パーシステンス	C
札幌6R	芝2000m	エアミュニュレ	B
札幌7R	ダ1000m	モウショウ	A
札幌8R	芝2000m	キュンストラー	B
札幌9R	芝1200m	セイレーン	C
札幌11R	芝1200m	ミニオンペール	A
札幌12R	芝1500m	サニーサフラン	B

今週の重賞は中京記念だけ。今は夏の開催の最後を飾るマイル戦のレースとなっている。

まず注目しているのはルージュスティリア。重賞実績はなく、大外枠も引いているが、それでも1番人気になりそうなくらいファンの注目度も高いようだ。

阪神牝馬Sは不利があったし、ヴィクトリアマイルはG1。どちらも着差ではそれほど負けていないし、53キロなら勝負になっておかしくないだろうね。

もう1頭、ダノンスコーピオンもどういう走りを見せるか色々な意味で注目したい1頭だね。

大きく負けるレースが続いているが、G3までくれば格上なのは確か。何といってもG1勝ち馬だからね。横山和生騎手も札幌からこの馬のために中京に来ているように、期待は持っているのだろう。

それと、ダノンスコーピオンはこの中間に鍼治療を行なっているらしいね。最近はあまりそういう話を聞かなかったので、こういうやり方はすっかり廃れたのかと思っていたが…。

厩舎のコメントなんかを見ると効果はあるようだが、これは当日のパドックでどこまで変わっているか、しっかりチェックしたい1頭だね。本当にデキ、具体的には馬体の張りや活気が戻っていればG3くらいは楽に勝って不思議のない馬だ。

あとはウイングレイテスト、ヴァリアメンテ、ホウオウアマゾンあたり。ここまでの5頭はいずれも私の教え子が乗っている。ディヴィーナも強敵だが、教え子だけで馬券を買うなら今回は遠慮してもらいたいかな。

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