重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

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単勝万馬券の超人気薄も!? 芝レースとは真逆の激走パターン!

先週の共同通信杯(G3)は、馬券のポイントとして挙げていた“クラシックに出走できる収得賞金が足りない馬”に該当した1着エフフォーリア(4人気)、2着ヴィクティファルス(7人気)、3着シャフリヤール(2人気)の3頭で決着しました。

一方で、賞金が足りているステラヴェローチェは単勝1倍台の断然人気を裏切り5着と、明暗が分かれましたね。

競馬では必ずしも「人気がある=堅い」とは限りません。レースによって狙えるポイントが異なるのを、覚えておいてください。

さて、今週は2021年最初のG1・フェブラリーステークスが行われます。舞台となる東京ダート1600mは、数あるG1の中でも屈指の特殊条件。ダートコースにもかかわらず、スタートしてしばらくは芝コースを走ることになります。

しかも、コース設計の関係上、内より外の方が30mほど芝部分が長くなっています。一般的にダートと比べて芝の方が出脚がつきやすいため、芝レースとは真逆で外枠有利のコースなのです。

参考までに、東京芝2400mは(16頭以上、過去3年)で比較してみましょう。

1枠【5.1.5.37】
勝率10.4%・連対率12.5%・複勝率22.9%

8枠【3.3.3.51】
勝率5.0%・連対率10.0%・複勝率15.0%

ご覧のとおり芝レースは皆さんのイメージ通り、内枠有利といった具合です。

しかし、東京ダ1600mになると、下記のとおり傾向が真逆になります。

1枠【28.20.18.380】
勝率6.3%・連対率10.8%・複勝率14.8%
8枠【39.28.38.340】
勝率8.8%・連対率15.1%・複勝率23.6%


芝コースの長さの違いがハッキリと影響しています。

G1に昇格した1997年以降、1枠での勝利は13年グレープブランデーただ1頭。鬼門とも言える枠となっています。

昨年は単勝万馬券のケイティブレイブ(16人気)が8枠を味方に付けて2着に激走。2012年には1着テスタマッタ(7人気)、2014年には7枠13番からコパノリッキー(16人気)が単勝272.1倍で勝利しました。

このように、競馬はコースや距離によって有利不利が大きく変化します。

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  • クイーンC
    アカイトリノムスメ(2人1着)
    アールドヴィーヴル(5人2着)
    ククナ(1人3着)
  • 共同通信杯
    エフフォーリア(4人1着)
    シャフリヤール(2人3着)
  • 京都記念
    ラヴズオンリーユー(1人1着)
    ステイフーリッシュ(3人2着)
    ダンビュライト(6人3着)
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GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

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