重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

提供:シンクタンク

重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【根岸S】ダート=前有利とは限らない!特殊な性質のレースで注目すべき2頭!

元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。

現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。

かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。

後半では根岸S(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。

先週のAJCC(G2)は上位3頭とも4コーナー4番手以内で「いつもの決着」でしたね。レビューしたボッケリーニも2着と健闘しました。

根岸Sの金言
差し・追い込み馬が圧倒するレース

今週から関東では東京開催が開幕します。近年はフェブラリーS(G1)との結び付きが非常に強い根岸S(G3、東京ダ1400m)が行われます。

近年、根岸S→フェブラリーSの連続好走馬はこれだけいます。今年の好走馬も要チェックでしょう。

根岸S→フェブラリーSの連続好走馬
23年レモンポップ   1着→1着
22年テイエムサウスダン1着→2着
21年ワンダーリーデル 2着→3着
20年モズアスコット  1着→1着
19年ユラノト     2着→3着
18年ノンコノユメ   1着→1着
17年カフジテイク   1着→3着
17年ベストウォーリア 2着→2着
16年モーニン     1着→1着

では本題に。根岸Sの攻略で見逃せない要素の1つに脚質があります。

最初に、昨年行われた古馬の東京ダ1400m(3歳以上、4歳以上の47鞍)の脚質別成績をご覧ください。

東京ダ1400mの脚質別成績(2023年)
逃げ【7-5-3-32】
勝率14.9%・複勝率31.9%

先行【18-18-12-119】
勝率10.8%・複勝率28.7%

差し【17-18-19-219】
勝率6.2%・複勝率19.8%

追込【5-6-13-217】
勝率2.1%・複勝率10.0%

ファンの皆様も認識しているような“前有利”の傾向となっています。

力の要るダートで一気にスピードアップすることは難しく、前にいる馬に並びかけるのにも余計なパワーやスタミナを使うことになります。

結局、どの馬も苦しいタフな戦いになるのだから、それなら前々からスムーズに粘り込む、我慢比べの立ち回りの方が好走しやすいわけです。

続いて、根岸Sの脚質別成績をご覧ください(過去10年)。

根岸Sの脚質別成績(過去10年)
逃げ【0-0-0-10】
勝率0.0%・複勝率0.0%

先行【1-3-1-34】
勝率2.6%・複勝率12.8%

差し【6-4-4-44】
勝率10.3%・複勝率24.1%

追込【3-3-5-39】
勝率6.0%・複勝率22.0%

なんと、逃げ馬の好走はゼロ。対して差し・追い込み馬が9勝、馬券圏内30頭中25頭を占めているように、古馬全体の成績(最初の表)と正反対と言える傾向が出ています。

この要因として考えられるのは

・中央競馬の1400m以下のダート重賞は3鞍のみ
・出走機会が限られた短距離馬が出走してくる
・激しいポジション争いによる前掛かりの展開

この辺りが挙げられます。

数少ない重賞出走の機会ですから、馬の持ち味を余すことなく、悔いなく発揮させたい思いが強くなります。少しでもいいポジションで運ぼうと“前へ”の意識が連鎖していきます。

その結果、前が苦しくなって止まりやすく、差し・追い込み馬が台頭してきます。

今回は、そんな展開の後押しを受けられそうな馬をレビューしてみます。

1月26日(金)時点のレビューとなります。

1頭目 タガノビューティー
一貫して後方待機からの直線勝負で戦ってきました。昨年もかしわ記念(Jpn1)や武蔵野S(G3)で2着など衰えを感じさせません。2歳時から息の長い活躍を続けていますね。

・ダートは芝と比べて脚元への負担が少なく長持ちしやすい
・パワーやスタミナは芝の切れ味と比べると衰えにくいから高齢馬でも活躍しやすい

ことが関係しています。

根岸Sは一昨年3着、昨年4着と崩れず好走。追い込み馬にとって好条件なのはお伝えしてきた通りです。

昨年のレモンポップやギルデッドミラーのようなライバルも不在となれば、重賞タイトル初制覇も決して不可能ではないでしょう。

2頭目 ベルダーイメル
昨年もこのレースに出走して7着。ただ、当時はオープンクラスでなかなか結果を出せず、福島民友杯(ダ1700m)を勝利してから初の中央重賞という臨戦過程。

当時だと“挑戦”という言葉が合うような立場だったと言えます。

その後は、道中で折り合いを欠く面があるから徐々に距離を短くして、馬のリズムを優先させる狙いで差す競馬に移行してきました。

それで武蔵野S(G3)、カペラS(G3)で3着馬と0秒2差といよいよ馬券圏内が見えてきました。この2走とも決してスムーズではなく、適距離の1400mでもうひと押しがあれば面白いです。

根岸Sで買うべき5頭はこれだ!
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元調教師の経験・知見から、陣営の視点や思惑に着目。導き出した答えはこれだ!

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■京成杯の推奨馬
  • ②バードウォッチャー
  • ⑥アーバンシック(2人気)
  • ⑩コスモブッドレア(10人気)
  • ⑭ダノンデサイル(5人気)
  • ⑮ジュンゴールド
今週は、特別に根岸S・シルクロードSで本当に買うべき馬5頭を教えます。

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Be The Winner とは?

GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

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