重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
【秋華賞】この激走パターンは盲点!?打倒リバティで優位に立つための条件&該当馬
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半では秋華賞(G1)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
秋華賞の金言
秋にひと叩きしたメリットは大きい
今週の秋華賞(G1、京都芝2000m)は、2020年以来の京都開催です。
京都での秋華賞といえば、5番人気以下の伏兵馬がコンスタントに激走しているので今年も注意が必要です。なかなか勝ち切るまではいかないですけどね。
5番人気以下の好走馬
20年2着マジックキャッスル(10人気)
20年3着ソフトフルート (9人気)
19年3着シゲルピンクダイヤ(10人気)
18年2着ミッキーチャーム (5人気)
17年3着モズカッチャン (5人気)
16年3着カイザーバル (8人気)
15年2着クイーンズリング (5人気)
15年3着マキシマムドパリ (8人気)
13年3着リラコサージュ (15人気)
12年3着アロマティコ (6番人気)
11年2着キョウワジャンヌ (7番人気)
阪神は最後の直線に急坂があるため、パワー比べで実力差が結果に表れやすいですが、平坦の京都では展開や立ち回り、仕掛けのタイミングで紛れが起きやすい。
様々な要因がある中でも見逃せないのが前走からのレース間隔。上記11頭が前走からどれだけの間隔だったのかご覧ください。
中2週…2頭
中3週…7頭
中4週…1頭
中9週…1頭
実は、ほとんどが9月以降に一戦使っていました。時期的にもトライアルに出走したり自己条件を勝ち上がってきたりという臨戦過程です。
現代では外厩施設、調教技術が発達しているため、長期休養明けのブッツケ本番も割引材料にはなりにくく、力を発揮できる態勢に持っていきやすいです。
ただ、真剣勝負のレースで思い切り走るからこそ一歩踏み込んだ段階まで鍛えられるメリットもあります。
筋肉や心肺機能に十分な負荷が掛かり、しっかりと鍛えられることでG1のタフな流れにも耐えられるようになるため、伏兵馬にも激走の可能性が高まります。俗に言うひと叩きした効果ですね。
11頭中10頭が輸送の負担が少ない関西馬、8頭が重賞で3着以内がある実績馬ということも考慮して、該当馬をレビューしてみます。
※ 10月13日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 ラヴェル
アルテミスS(G3)ではリバティアイランドに唯一、土を付けているように能力は確か。
ゲートや道中の折り合いに課題があるため、なかなか力を出し切れずにいますが、オークスでは見違えるようなレースぶりで4着と善戦しました。ただ、ローズSでは再び力みが見られ、直線での進路も良くなく不完全燃焼。
+16キロと馬体が増えていたことは好感が持てますし、この中間は前走以上に攻めた調教を行っているので、前哨戦を叩いた効果が見られます。
前走の大敗で評価を落としているようなら、もう一度だけ狙ってみる価値はある臨戦過程と言えるでしょう。
2頭目 マラキナイア
初戦から川田騎手を配してきたように陣営の評価も高かった1頭で、アルテミスSで好感触を掴んだ松山騎手が継続騎乗するほどでしたがクラシック路線には乗れず。
仕掛けてから加速するまでが遅く、乗り難しいところもあるようで、2勝クラスでもスムーズならもっと接戦だったでしょう。
再び川田騎手とのコンビで挑んだローズSでは、しっかりしぶとく脚を伸ばして3着。夏を挟んで馬体を増やして成長を感じさせましたし、時計勝負にも対応できたのは収穫です。
京都の秋華賞は差し、追い込みが届きやすいですから、池添騎手も終い勝負に徹して一発狙ってくるのではないでしょうか。
秋華賞で買うべき5頭はこれだ!
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元調教師の経験・知見から、陣営の視点や思惑に着目。導き出した答えはこれだ!
G1レース的中のカギは、出走させる側の視点にある!
■スプリンターズS推奨馬
①ナムラクレア
③ピクシーナイト
⑥ママコチャ
⑨アグリ
⑩マッドクール
今週は、特別に秋華賞で本当に買うべき馬5頭を教えます。
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