重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
○○○の猛攻は今年も止まらない!?必見の激走候補2頭
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半ではアイビスSD(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
アイビスサマーダッシュの金言
牝馬の猛攻は止まらない!?
今週から新潟競馬場が開幕。1週目には名物重賞のアイビスサマーダッシュ(G3、新潟芝1000m)が行われます。2006年の第6回にサチノスイーティーで勝たせてもらった思い出のレースです。
過去10年のうち9回が万馬券決着ですから、伏兵馬の激走にも警戒しないといけません。
狙い馬を見極める際に注意すべきポイントとして性別があります。(過去5年)
性別成績
牡セ【1-2-2-29】
牝馬【4-3-3-43】
近年は出走数が増加傾向ということもあり、牝馬の活躍がますます目立っています。
牝馬の好走馬
22年1着ビリーバー (7人気)
22年2着シンシティ (2人気)
21年1着オールアットワンス(1人気)
21年3着バカラクイーン (14人気)
20年1着ジョーカナチャン (2人気)
20年3着ビリーバー (9人気)
19年2着カッパツハッチ (3人気)
19年3着オールポッシブル (9人気)
18年1着ダイメイプリンセス(1人気)
18年2着ラブカンプー (2人気)
一昨年は1頭だけ内ラチ沿いを選択して粘り込んだバカラクイーン、昨年は外ラチ沿いがバラけてきたところを一気に差したビリーバーなど伏兵馬も含まれています。
皆さんも『夏は牝馬』という格言を聞いたことがあると思います。これは私の経験則も含まれるのですが、牝馬の方が暑さに強いというのが最大の要因です。
また、春シーズンのフケ(発情期)が終わり、夏にかけて調子を上げてくるパターンなどもあります。牝馬が急激に強くなるのではなく、牡馬が苦戦しがちと捉えた方がいいでしょう。
舞台である千直競馬においても、新潟開幕週の軽い馬場で牝馬特有の切れ味を発揮しやすいことが後押しになっています。
今年は出走メンバーの半分以上が牝馬。ここにワンポイント付け加えてみます。
牝馬の脚質別成績
逃げ【1-3-0-1】 複勝率80.0%
先行【1-0-2-9】 複勝率25.0%
差し【1-0-0-23】複勝率 4.2%
追込【1-0-1-10】複勝率16.7%
このレースの好走パターンとも言える逃げ・先行馬の粘り込みがしっかりと結果に直結しています。
牝馬の逃げ
22年2着シンシティ (2人気)
20年1着ジョーカナチャン(2人気)
19年2着カッパツハッチ (3人気)
18年2着ラブカンプー (2人気)
牝馬の先行
21年着オールアットワンス(1人気)
21年着バカラクイーン (14人気)
19年着オールポッシブル (9人気)
確かな先行力があると期待値は高まりますね。今回は、このパターンに当てはまりそうな2頭をレビューしていきます。
※ 7月28日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 シンシティ
昨年、初の芝、初の千直となった韋駄天Sで3着、続くアイビスSDでも2着と適性の高さを見せました。
スピードだけでなくダート出身らしくパワーも兼ね備えていることで、レース終盤の粘りも利くわけです。
その後は2桁着順が続いていますが、先行力は見せています。前走の韋駄天Sに関しては勝ち時計が56秒5と時計が掛かっていたように、スピードを生かしきれませんでした。
晴れが続く夏の開幕週ともなれば例年通りスピード勝負が見込めます。今回は、ブリンカーを初着用と集中力をアップさせて一発狙いの気配が漂っています。外枠を引けましたし、今年も要注意でしょう。
2頭目 スティクス
こちらも韋駄天S組。大外枠からハナを奪うことはできましたが、最終週の時計の掛かる馬場でスピードを出すのに苦労したのか早めに失速してしまいました。
差し馬が上位に並ぶ決着の中、0秒3差の7着なら踏ん張った方でしょう。
昨年のアイビスSDでは、2枠4番から内ラチ沿いの競馬を選択。外ラチ勢が上位を占める中、5着に食い込んだように通用する可能性は見せました。
昨年とは違い中間に他のレースは挟まずココに集中。外枠を引けたので昨年以上の結果が出ても不思議ではありません。
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