重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
混戦こそシンプルな発想で攻略!買い目に入れたい推奨馬2頭!
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半では安田記念(G1)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
安田記念の金言
地の利を生かして混戦を抜け出す
今週の安田記念(G1、東京芝1600m)には10頭のG1馬が参戦。春の連続G1シリーズを締めくくるのに相応しい豪華メンバーとなりました。
ただ、それ故に混戦ムード。1番人気が現在7連敗中という傾向も相まって、目移りしてしまう人も多いかもしれません。
そんな時に注目すべきは出走馬の所属別成績です。(過去5年)
安田記念の所属別成績
美浦(関東馬)【3-5-3-17】
勝率10.7%・複勝率39.3%
栗東(関西馬)【2-0-2-45】
勝率4.1%・複勝率8.2%
15頭の馬券圏内のうち11頭が関東馬、4頭が関西馬と極端な差が出ています。
ここ2年は関東馬が馬券圏内を独占しているように、確かな勢いもあります。
直近2年の安田記念成績
■2022年
1着ソングライン (4人気)
2着シュネルマイスター(2人気)
3着サリオス (8人気)
■2021年
1着ダノンキングリー (8人気)
2着グランアレグリア (1人気)
3着シュネルマイスター(4人気)
この背景には、安田記念が行われる時期や他のレースとの間隔が関係していると見ています。
短距離馬、マイラー、中距離馬にとっては、春のG1シリーズの最終戦、大一番にあたります。中長距離馬なら宝塚記念がそれにあたります。
そのため、目一杯の仕上げを施して臨むわけですが、関西馬の場合は長距離輸送を考慮する必要があります。既に春に1戦していた場合は、より慎重になります。馬によっては気温の上昇にも注意しないといけません。当然、馬の状態を細かく確認しながら調整を進めていきます。
好走した関西馬4頭の前走レースを見ても、いずれも関西圏のレース組。ヴィクトリアマイル組や京王杯SC組のように短期間で2度の長距離輸送をするのはかなりの負担となります。
好走した関西馬の前走レース
マイラーズC【1-0-1-14】
安土城S 【1-0-0-0】
大阪杯 【0-0-1-4】
関東馬であれば、そんな苦労をしている関西馬を尻目に、輸送を考慮せずにビッシリ仕上げて大一番に臨めます。ハイレベルな混戦レースだからこそ、地の利が生きてくるというわけです。
このような追い風を受けて有利に立てそうな馬をレビューしてみます。
※ 6月2日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 ソングライン
昨春はヴィクトリアマイル→安田記念という連戦で5着→1着と見事に勝利。東京芝1600mコースへの適性は十分に見せていましたし、スムーズに走ればこれだけやれるというところを見せました。
喉の不調で米遠征、蹄の不調で香港遠征を取り止め、連覇を狙ったサウジの1351ターフスプリントでは10着と嫌な流れが続いていましたが、仕切り直した前走のヴィクトリアマイルで強敵を撃破して復活をアピール。得意コースで見事な差し切りでした。
昨年と全く同じパターンとなる今回は、陣営も経験を積んでいますし、手加減することなく仕上げてきています。ここで関東馬の地の利が生きるわけですね。連覇があっても不思議ではない臨戦過程でしょう。
2頭目 シュネルマイスター
NHKマイルCを制し、21年に3着、22年に2着と東京芝1600mを大の得意にしています。
昨年以降はスプリンターズSで9着など国内外で様々な条件を使ってきましたが、思うように結果を出せずにいました。中山記念は直線で狭くなる不利がなければ…でしたが。
前走のマイラーズCでは、1週前に栗東入りをして調整する念の入れよう。立て直そうとする陣営の努力が伝わってきました。しっかり体を絞って出てきて、パンパン良馬場での切れ味勝負で力の違いを見せました。
しっかりレース間隔を取って余力十分で、過去2年と比べても順調度は上でしょう。比較的馬場の綺麗な外目を通りながら持ち前の末脚を見せてくれるはずです。
今週買うべき5頭はこれだ!
PRシンクタンク
2022年の重賞レースで、推奨馬での馬連決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も目が離せません。
・2022年の馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%
元調教師の経験・知見から、陣営の視点や思惑に着目。
導き出した答えはこれだ!
大レース的中のカギは、出走させる側の視点にある!
今週は、特別に安田記念で本当に買うべき馬5頭を教えます。
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