重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

提供:シンクタンク

重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

好走条件は意外とシンプル!ピタリと合致するのはこの2頭!

元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。

かなり昔の話ですが、1987年にサクラスターオーという管理馬で皐月賞を優勝させてもらいました。

当時は弥生賞を勝った後から馬が物凄く良くなって、誰が乗っても勝てるんじゃないかと思えるほどの状態でした。

ただ、他の陣営からのマークが厳しくなるのが嫌だったので、身内以外には強気なことを言わず、新聞を見ながら内心では「ウチの方が何倍もいい」と思いながらレースに臨んだものです。こういう考えの関係者は今でも多いでしょう。

昔話はこれくらいにして…。

現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。

皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。

後半では皐月賞(G1)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。

皐月賞の金言
格と脚質が問われる一戦

牡馬クラシック第一弾の皐月賞(G1・中山芝2000m)には、毎年、主要レースで好結果を残してきた世代のトップクラスが集結します。

それだけハイレベルな戦いなので、マグレが起きにくいことが特徴と言えます。

過去10年で馬券になった30頭の戦前までの実績は以下の通り。

皐月賞前の成績比較
・馬券圏外が0回…20頭
・馬券圏外が1回…7頭
・馬券圏外が2回…3頭

・重賞勝ち馬…24頭
・重賞2,3着…4頭
・重賞馬券圏内無し…2頭

このように力関係が明確になっています。

世代のトップを決めるクラシックレースでは、崩れることのない堅実さ、誰もが勝ちに来る重賞でしっかり勝ち切る実力が求められます。

この成績を見る限り、戦前に許される馬券圏外は1回まで。尚且つ重賞も勝っておきたいところでしょう。

これらと同時に注視すべき要素は、中山芝2000mを戦い抜く上でも大事なポイントです。

前走の脚質別成績をご覧ください。(過去10年)

前走の脚質別成績
逃げ【0-2-0-17】勝率0.0%・複勝率10.5%
先行【7-4-5-57】勝率9.6%・複勝率21.9%
差し【2-3-4-41】勝率4.0%・複勝率18.0%
追込【1-1-0-24】勝率3.8%・複勝率 7.7%
捲り【0-0-1- 4】勝率0.0%・複勝率20.0%

なんと、馬券になった半分以上が前走で先行策を取っていました。

舞台である中山芝2000mは、ご存じの通り最後の直線が主要4場の中で最も短い310mしかありません。そのため、勝負所で前目のポジションを取っておく必要があります。

後方から末脚勝負に徹する場合、短い直線だけで末脚全開に持っていくのは流石に難しいです。前が止まることを祈るとしても、相手は世代のトップクラスばかりですから簡単には止まりません。

昨年がいい例で、1着ジオグリフと2着イクイノックスは4コーナーで3番手の位置取りから押し切り態勢に。対して3着ドウデュースは14番手から上がり最速で追い込むも届きませんでした。

負けて強しの印象を残し、直線距離が約215m長い東京コース(日本ダービー)で逆転してみせたわけですが。

少なくとも皐月賞では先行策を取れる馬が強く、陣営もそこを意識して日頃の調教やレースプランを考えています。

前走=ほぼ重賞ですから、そこで体現して、しっかり結果を残せていることは頼もしいですね。

今年は世間的にも混戦ムードが漂っているので余計に安心感に繋がってきます。

今回はこのイメージに合う馬をレビューしていきます。

4月14日(金)時点のレビューとなります。

1頭目 ファントムシーフ
前走の共同通信杯(G3)ではホープフルS(G1)とは違いスタートを決めて先行策。落ち着いたペースの中で無理せず2番手を確保しました。

飛びが大きくてスピードに乗ったらそう簡単には止まらないタイプの馬で、ルメール騎手もそれを意識した乗り方で完勝。

ホープフルSで土が付いたとはいえクビ差4着。即巻き返した辺りは地力の高さと言えるでしょう。この先行力を発揮できれば中山での負けは気にしなくて良さそうです。

今度も先行集団の一角から力強く抜け出してくるイメージができます。

2頭目 タスティエーラ
キャリア1戦の身で挑んだ共同通信杯では上記のファントムシーフに完敗の形でしたが、こちらはどの馬よりも好スタートを切りながら5番手まで下げてしまったことが敗因です。

これは折り合いを意識したためで、キャリアの浅さが出てしまったのでしょう。むしろよく少差の4着まで詰めてきました。

そこから中2週の弥生賞(G2)で即巻き返せたのは立派。堀厩舎としては珍しい使い方ですが、無理なら使わないでしょうしクラシックに出したい思いも伝わってきました。先行策でピタリと折り合い、後続と1馬身差の完勝ですから堂々と名乗りを上げたと言えます。

本番と同じコースで好走した経験は大きく、今度も外目の枠から伸び伸びと走ることができれば連続好走が十分狙えます。

今週買うべき5頭はこれだ!
PRシンクタンク
2022年の重賞レースは、推奨馬での馬連決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も目が離せません。

・2022年の馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%

先週の桜花賞でも、リバティアイランド・コナコーストを推奨。この2頭で馬連決着でした!

重賞は出走させる側の視点が重要。的中を大きく左右する決定打です

今週は、特別に皐月賞で本当に買うべき馬5頭を教えます。

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Be The Winner とは?

GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

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