重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
視線は既にクラシック!?近年の流行に乗れそうな2頭!
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半では共同通信杯(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
先週の東京新聞杯(G3)ではレビューしたナミュール(2番人気)とプレサージュリフト(6番人気)が揃って好走してくれました。
共同通信杯の金言
流行の移り変わりを察知する
今週は春のクラシックに向けて注目の共同通信杯(G3、東京芝1800m)が行われます。
トライアルレースではないため、2着以内に入って収得賞金を加算する必要があることから陣営にとってはキッチリ結果を出したい大事な一戦です。
年々、その意識が強まっているのか、とある傾向に変化が出てきました。過去10年を5年で区切り、前走クラス別成績を見ていきます。
まずは2013~2017年です。
前走クラス別成績
G1【0-2-0-1】
G2【1-0-0-4】
G3【2-0-4-15】
OP【1-1-0-1】
1勝【0-2-1-13】
未勝【0-0-0-5】
新馬【1-0-0-2】
前走重賞組とオープン特別組を合わせて【4-2-5-21】ですから、上級条件を使ってきた組が力の違いを見せています。
続いて、現在に近い2018~2022年です。
前走クラス別成績
G1【0-2-0-5】
G2【0-0-0-1】
G3【0-1-3-9】
L 【0-0-0-2】
OP【0-0-0-1】
1勝【4-0-0-8】
未勝【0-0-0-4】
新馬【1-2-2-4】
なんと、前走重賞組+オープン、リステッド組が【0-3-3-18】と未勝利です。
一方で1勝クラス組が【4-0-0-8】、新馬戦組が【1-2-2-4】と猛威を振るっています。
この期間に同年のGⅠで好走した馬は以下の顔ぶれです。
■2022年
1着ダノンベルーガ(新馬組)
2着ジオグリフ(GⅠ組)
■2021年
1着エフフォーリア(1勝組)
3着シャフリヤール(新馬組)
■2019年
1着ダノンキングリー(1勝組)
2着アドマイヤマーズ(GⅠ組)
近年の傾向で強く感じるのは『とにかくクラシックを意識している』ということです。
まず、余計なレースを使って体力が消耗することを抑えています。変にダメージを受けるわけにもいかないですから、馬場の管理がトップクラスに良い東京コースというのも最適です。
ダービーを見据えて東京コースを経験することができますし、関西馬からすると輸送の経験もできるわけです。皐月賞まで中8週という間隔もちょうどいいですね。
東京芝1800mというコースは、スピードだけでは乗り切れず、スタミナや持続力など総合力が求められるので、そこで結果を出す=クラシック戦線に名乗りをあげるという構図になります。
理想のステップレースに照準を合わせてきたであろう馬をレビューしてみます。
※ 2月10日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 タスティエーラ
昨秋の新馬戦で2着に3馬身半差、上がり3ハロン33秒5、勝ち時計1分47秒2となかなかインパクトのある勝ちっぷりを見せました。
スタートからポジションを取りに行って、逃げ馬の真横の2番手からですから、中身も濃いです。折り合いの不安がなくスピードの持続力もあります。
堀厩舎は昨年1着のダノンベルーガや2015年2着のドゥラメンテなど期待馬をここで使う傾向で、実際に結果を残しています。
先輩たちに続けるような走りを見せることができるか注目です。
2頭目 タッチウッド
こちらも昨秋の新馬戦で快勝。2着に6馬身差、逃げて上がり最速をマークと派手な勝ちっぷりでした。
この馬もムーア騎手が手綱を取っていて、序盤からしっかり出して行ったように『馬を前向きに走らせる教育』を施しています。
阪神芝2000mは2度の急坂を越えるタフなコース。スタート直後から勢いよく登坂、道中は流石にペースを落としましたが、ラスト3ハロンは11.8-11.0-11.2と最後までスピードが衰えませんでした。
コース替わりも問題なさそうで、ここも自分のリズムで走り通すことができれば上位争いに加わるチャンスはありそうです。
今週買うべき5頭はこれ!
PRシンクタンク
2023年の重賞レースも注目です!
・昨年の馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%
馬連での決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も目が離せません。
重賞は出走させる側の視点が的中を大きく左右する決定打です
共同通信杯・京都記念で本当に買うべき馬はこれです。
無料で見る