重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
漁夫の利による激走に警戒!ノープレッシャーで美味しい伏兵2頭!
元調教師の平井雄二です。よろしくお願いします。
現在は、重賞戦略アドバイザーとして、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探る日々です。
後半ではジャパンCの金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
ジャパンカップの金言
有力馬と離れた位置で漁夫の利狙い
今年のジャパンC(G1、東京芝2400m)の出走メンバーを見渡すと、G1を勝利している日本馬はシャフリヤール、デアリングタクト、ユーバーレーベンの3頭。
日本のG1馬が3頭というのは過去10年で見ても最少で、おまけに今年勝利しているのはシャフリヤールのみと手薄な印象は否めません。
そのため、ご覧の皆さんにも
「G1馬を信頼していいのだろうか」
「新勢力が一躍台頭してくるかも」
「外国馬にもチャンスがありそう」
など、美味しい馬券的中を目指して様々な着眼点が出てくるかと思います。
今回の上位人気はシャフリヤール、ダノンベルーガ、ヴェラアズール辺りでしょう。
このように明確な有力馬がいる場合、レースにはある状況が生まれます。
それは【有力馬がお互いをけん制し合う】というものです。
道中はお互いの位置関係や手応え、仕掛けのタイミングを意識し合うことになります。
その時、乗り役たちには
「先に動けば目標となり迎え撃つ形になってしまう」
「相手に楽をさせたらそのまま先着を許してしまう」
というような“けん制”の心理が働きます。
もちろん、正攻法で押し切れるのであれば“人気馬が強かった”ということになりますが、こうした状況で恵まれるのは、他を気にせずマイペースで立ち回れる伏兵馬。
極端な例かもしれませんが、単騎逃げの積極策が見事に刺さった今年の天皇賞・秋のパンサラッサ、有力馬が競り合って潰れたところを差し切った昨年のエリザベス女王杯のアカイイトのようなパターンが挙げられます。
今回のジャパンCで漁夫の利が狙えそうな伏兵馬をレビューしてみます。
※ 11月25日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 テーオーロイヤル(牡4 栗東・岡田稲男厩舎)
4連勝でダイヤモンドS(G3)を勝利、続く天皇賞・春(G1)では勝負所で早めに動き出す積極策で3着と豊富なスタミナと先行力が持ち味です。
秋の2戦はひと息な結果が続いていますが、オールカマー(G2)は内を通る馬同士で決まった馬場を外目追走で伸び切れず、アルゼンチン共和国杯(G2)は直線に向いた所で痛恨の不利とトップハンデが響きました。
今回は有力馬が中団辺りでけん制し合いそうなメンバー構成。切れ味勝負では分が悪いため、スタミナを生かせるよう早め早めの立ち回りで抜け出すことができれば、あわやのシーンがあっても驚けません。
2頭目 ヴェルトライゼンデ(牡5 栗東・池江泰寿厩舎)
屈腱炎で長期離脱を余儀なくされましたが、復帰戦の鳴尾記念(G3)でいきなり完勝。
クラシック皆勤賞でダービー3着もあるように世代トップレベルの実力を見せており、今回G1に出走させてきたことからも陣営の期待が伺えます。
枠の並びを見るとシャフリヤールとダノンベルーガが外々を回ることになりそうで、対照的に内でジッと脚を溜めて直線勝負に臨むことができれば余力の差で抜け出すチャンスもあります。
鳴尾記念以来のコンビを組むレーン騎手は、先週、先々週のG1で活躍しているように絶好調。的確な判断、手綱捌きも後押しとなるはずです。
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