重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
歴代好走馬に共通する意外な好走条件を満たす2頭!
こんにちは!元調教師の平井雄二です。
現在は、重賞戦略アドバイザーとして、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かし、予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探る日々です。
皆さんの予想に貢献できるよう頑張っていきます。
マイルCSの金言
中距離タイプに分があるマイル戦
今週のマイルCS(G1、阪神芝1600m)はハイレベルな混戦ムードというメンバーですね。目移りしてしまう方には今回紹介する視点が役立つかもしれません。
近年のこのレースの好走馬を振り返ると、戦前までに好走実績のある重賞距離に傾向が見られます。
好走馬の距離実績
年度 1着 2着 3着
21年 2000m 2000m 2000m
20年 1600m 1800m 1800m
19年 1800m 2000m 2000m
18年 1800m 2000m 2200m
17年 2000m 3000m 1400m
興味深いことに1800mよりも長い距離の重賞で好走実績のある馬ばかりでした。
具体例を補足すると、昨年の1着馬グランアレグリアは天皇賞秋で3着、2着馬シュネルマイスターは弥生賞2着や毎日王冠1着、3着馬ダノンザキッドはホープフルS1着や弥生賞3着がありました。
例年この時期の京都・阪神は、連続開催の終盤で馬場も荒れています。
※ 今週日曜の阪神芝はAコースで15日目
荒れた馬場を走るということは、一定のスピードを出すために余計なパワー・スタミナを使うことになります。
そのため、スピード一辺倒の走りで押し切ろうとするスプリンター寄りのタイプよりもスタミナがあって折り合って走れる中距離寄りのタイプに分があるわけです。
更に、この発想を最後の直線勝負に当てはめると、荒れた内目よりも比較的綺麗な外目の方が楽にいいスピードが出せるわけです。
マイルCS(G1)で狙い目となる“確かな末脚を持っている中距離タイプ”というイメージに合う馬をレビューしてみます。
※ 11月18日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 サリオス
今年で3回目の出走。過去2回は勝ち負けを演じた馬たちと正反対の位置取りだったように上手く流れに乗れませんでした。
3歳時の皐月賞やダービーでの好走、毎日王冠2勝など中距離タイプの成績を残していることからも改めてチャンスのある1頭だとジャッジします。
実績馬が揃っていた前走も狭い所を一気に割って抜け出す圧巻の勝ちっぷり。安田記念でも差のない3着でしたし能力はトップクラス。
あとはこの馬を良く知っているムーア騎手を背に力を発揮できれば三度目の正直があってもいいでしょう。
2頭目 ジャスティンカフェ
条件戦時代はマイル中心に使われてきましたが、ここ2走は1800mの重賞で4着→2着。エプソムCでは直線の最後で前に入り込まれる不利もありました。
前走はサリオスと同じ毎日王冠。G1馬を相手に上がり最速で2着ですから十分に評価できます。
キャリア11戦で上がり最速が7回もある末脚自慢。阪神芝1600mでも好走実績があり条件も申し分ないです。
この馬を能力を発揮するなら外差しの競馬ですから、そこまで上手く脚を溜めることがポイントとなります。末脚勝負ならここでも引けは取りません。
人気薄を見つけるならこれ!
PRシンクタンク
ポイントを見極めれば、5頭の候補馬だけで好配当も!?
■ファンタジーS(G3)
⑤ブトンドール(2人気2着)
⑥レッドヒルシューズ(5人気3着)
⑧リバーラ(10人気1着)
⑩バレリーナ
⑪アロマデローサ
出走させる側の視点が的中を大きく左右する決定打!
マイルCSで本当に買うべき馬はこれです。
無料で見る