重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
マイナスイメージを逆手に取って美味しく狙える2頭!
先週のラジオNIKKEI賞(G3)では、馬場の内目を走れる逃げ馬候補としてレビューしたフェーングロッテン(3人気)、ショウナンマグマ(8人気)のワンツー決着となりました。皆さんの馬券に貢献できていれば嬉しいですね。
七夕賞の金言
マイナスイメージが波乱に繋がる
今週行われる
七夕賞(G3、福島芝2000m)は、過去10年で10万馬券超えが7回と万馬券で留まる方が珍しい波乱傾向の強いレースです。
その原因の1つには、このレースの特徴とも言える“ハンデ戦”が挙げられます。
実は、七夕賞には“ハンデにまつわる特殊な傾向”が潜んでいます。
前走からの斤量変化による成績をご覧ください。
斤量変化による成績
斤量増【4-5-1-15】連対率36.0%
斤量減【3-2-8-58】連対率7.0%
同斤量【3-3-1-49】連対率10.7%
なんと、前走から斤量が増えた馬の連対率がずば抜けています。
ハンデ戦の馬券検討をする際、多くの競馬ファンは「近走で好走しているのに斤量が変わらないor軽くなった」というパターンが狙い目と思っているのではないでしょうか?
正直、これは競馬関係者も同様です。「想定よりもハンデを背負わされた」、「あの馬は変わらないのにウチの馬は増えた」など、普通であれば斤量増に良いイメージはありません。
ただ、裏を返せば、「斤量が増えても勝負になる」、「このハンデでも得意条件なら」といった“真の勝負気配”が隠れているのも事実です。
この辺りを読み解きながら分析してみる視点も是非覚えておいてください。今回はこれを意識しながら2頭をレビューしていきます。
※7月8日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 アンティシペイト
前走の福島民報杯は、前が飛ばす展開を序盤は中団グループでの追走でしたが、向正面でジワジワと押し上げながら4コーナーでは先頭に立ち、そのまま突き放して5馬身差と圧巻の内容でした。
これまで長距離戦を使われることが多かったですが、3勝クラスを勝ち上がった時といい、2000mの小回りコースで長くいい脚を使う走りが合っています。春に連戦させず、斤量増を覚悟の上で同コースのココを狙ってきたのも納得できます。
今回は重賞戦線ではくすぶっているメンバーとの戦い。前走を勝った勢い、この馬にいいイメージを持っている武藤騎手の継続騎乗というのは頼もしいですね。前走のようなレース運びをするなら包まれる心配のない少し外目の6枠というのも丁度良さそう。楽しみな1頭ではないでしょうか。
2頭目 フォルコメン
大敗が続く時期もありましたが、前走のダービー卿CT(G3)では後方、大外から一気に伸びてタイム差なしの2着と健闘。去勢効果で落ち着きが出てきて、自分のリズムに徹して走れたことが好走に繋がりました。
今回は一気に400mの距離延長となります。かつては折り合いに苦労していた馬ですが、堀厩舎のレース選択ですから今ならこなせる、チャレンジしてみる価値があるという判断なのでしょう。斤量増でも陣営の前向きさが感じ取れます。
前走のような直線一気は通用しづらい舞台ですから、ある程度のポジションで運ぶ必要があります。マイル戦でもすんなり先行できていたタイプなので、その時のような走りと距離延長が上手くマッチすれば新味が出るかもしれません。
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