重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
好走の決め手は馬場への対応力!?
中山金杯の金言
ホープフルS(G1)が終わり、間髪入れずに2022年の競馬が1月5日(水)から始まります。
ここでは、
中山金杯(G3、中山芝2000m)の攻略を過去に好走した馬を分析しながら進めていきます。
まず、カレンダー上の表記では、1回中山1日目となっていますが、実際は12月から連続での開催となります。
そのため、芝が掘れて馬場の荒れが目立ち、同じ良馬場でもパンパンの良好な状態と比べると、馬力が必要になります。
冬場で気温もそこまで上がらないため、カラッと乾くこともありません。
そこで求められる能力というのは、
①荒れた馬場へ対応するパワーや馬格
②寒い時期に好走できる適応力
といったものになります。タフなレースを苦にしないタイプにとって好走しやすい条件へと変化しているということです。
何頭か例を上げると、
まず、2021年に11番人気で3着に食い込んだ
ウインイクシード。
この馬は、1~3月の厳寒期が【2.3.0.2】で連対率71.4%と安定しています。加えて、2020年の中山金杯でも6番人気で2着に好走していて馬場への適性は十分あったことを考えると、馬券候補には挙げられたのではないでしょうか。馬格も2021年、2020年ともに498キロと馬っぷりが良く、パワーを要する馬場も苦にしませんでした。
次は、2020年に11番人気で3着した
テリトーリアル。
こちらも11番人気と低評価でしたが、1~3月の成績は【2.2.2.2】で複勝率は75%。この時点で初の中山出走という事と前走のチャレンジCでの大敗で軽視されてしまったのでしょう。
最後は、2019年の勝ち馬
ウインブライト。
言わずと知れた中山巧者です。加えて1~3月は、重賞2勝(18年中山金杯、中山記念)を含む【3.1.0.0】とパーフェクト連対でした。馬体重も前走から12キロ増の490キロでパワー勝負も問題なかったですね。3番人気という評価を考えるとオイシイ1頭だったのではないでしょうか。
ここでは全てを挙げきれないですが、歴代の勝ち馬や好走馬は、中山を得意としていたり、冬の荒れ馬場で好走実績のある馬が多いです。
今年のメンバーのように直近の成績が振るわない馬ばかりが揃っている場合は、
レースへの適応力と
馬の個性をしっかり照らし合わせることで見えてくるものがあるのではないでしょうか。
1月4日(火)には、今回のテーマに沿った注目馬のレビューを公開する予定です。ぜひ、予想の参考にしてみてください。
それでは、皆さん良いお年を!
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東西金杯
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