重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
馬券で嫌う要素こそが買い!
朝日杯FSの金言
今週は
朝日杯フューチュリティステークス(G1、阪神芝1600m)が行われます。舞台を阪神に移して今年で7年目です。
近年の2歳路線においては、ホープフルSがG2に格付け、そしてG1に昇格したことが1番の変化でしょう。
前身のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)は1着賞金3200万円。G2時代のホープフルSが6500万円、G1が7000万円ですから、出走への意識も当然高まります。参考までに朝日杯FSの1着賞金は7000万円です。
こうなると出走メンバーが細分化されるため、中距離馬はホープフルSに向かい、マイル適性がある馬、芝1600mならチャンスありと見ている馬の参戦が増えました。
出走メンバーが
スピードタイプ寄りに変化してきたことで、レースの性質にも変化が出てきています。具体的には
芝1600mより短い距離で勝ち上がってきた馬の激走が目立っています。
20年1着グレナディアガーズ(7人気)、19年2着タイセイビジョン、3着グランレイ(14人気)、17年3着タワーオブロンドン、16年2着モンドキャンノ(7人気)、15年3着シャドウアプローチ(11人気)などが好走しており、マイルは未知数だからと軽視するわけにはいきません。
まだまだ成長途上で世代の勢力図が完成していない時期で、朝日杯FSとホープフルSでメンバーがバラけることにより、このような伏兵にも激走する可能性があるのでしょう。
ここまでを踏まえると、今年のメンバーでは
カジュフェイスや
ドーブネが激走条件に当てはまります。
オタルエバーや
トウシンマカオのように、すでに1400mと1600mで好走実績がある馬も頼もしく映ります。
このように、レースを単体で見るのではなく、2歳路線の構造を把握した上で分析を進めていくと馬券攻略の幅が広がります。馬柱には載っていない要素を自分なりに探ってみるのも大事です。
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朝日杯FS(G1)
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