重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
去年とは状況が真逆!?注意点はココだ!
今週は
スプリンターズS(G1、中山芝1200m)が行われます。
皆さんの中には、予想の一環で過去のレースを何度も見たり、脚質や枠順などの傾向を調べたりしている人は多いと思います。
今年は
『時計が出やすい年と似た傾向』が想定されますので、2つの注目点をおさえておきましょう。
①スプリンターズSの直近に行われた《中山芝1200m戦の勝ち時計》
■オールカマー週
カンナS:1分8秒8
■ローズS週
3歳上1勝クラス:1分8秒3
どちらも近年の“時計が出やすい馬場”で行われた時と近い勝ち時計が出ています。
②上記でも触れた直近2週間の《中山芝コースの枠順成績》(全距離)
1~4枠【14.14.9.108】複勝率25.5%
5~8枠【 9.9.14.145】複勝率18.1%
今年は“内枠有利”の傾向です。レースを見ていても、内枠から逃げ、先行の競馬に持ち込んだ馬が多く馬券になっています。距離は違えどオールカマーは1枠2頭のワンツーでしたね。
この2つの注目点を踏まえると、
2020年スプリンターズS
勝ち時計1分8秒3
1着5枠グランアレグリア
2着2枠ダノンスマッシュ
3着8枠アウィルアウェイ
2019年スプリンターズS
勝ち時計1分7秒1
1着4枠タワーオブロンドン
2着4枠モズスーパーフレア
3着1枠ダノンスマッシュ
時計が掛かる条件ながらハイペースとなって逃げ、先行馬が苦戦し、大外一気が決まった2020年よりも、時計が出やすい条件で逃げたモズスーパーフレアが残し、内枠同士で決まった2019年に近いイメージが見えてきます。
やはり、時計が出やすい馬場だと余計な力を使わずにスピードを出すことができ、スタミナを残したまま直線勝負に持ち込めます。そうなると、少しでも前のポジションで運べること、距離ロスを減らすことが有利になってきます。後ろから外を回す立ち回りでは物理的に届かないという状況ですね。
今年は
“内枠に入った先行馬”に注目すべきでしょう。
このように、スプリンターズSには馬場傾向の見極めが非常に重要となってきます。今週は台風の影響が心配されるので、細心の注意を払って予想に取り組んでみましょう。
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記事・PR提供 シンクタンク