【エルムステークス2022予想】今年も波乱の予兆が!?アノ穴馬にチャンス到来!
今年も荒れるぞ!昨年は大波乱となったエルムステークス。今年はアノ穴馬にチャンス到来だ!
エルムステークス・完全攻略ファイルでは、予想のカギになるファクターを深掘りした記事を木曜~土曜に渡って公開していきます。
あの有力馬は本当に買えるのか?買い材料が揃った穴馬は?などなど、多角的に検証していきます!
2022年8月7日(日)
札幌11R エルムステークス(G3)
札幌競馬場 ダ1700m 出走:14頭
1 | | ロードエクレール | 牡4 | 石川裕紀 | 56.0 |
2 | | アイオライト | 牡5 | 菱田裕二 | 56.0 |
3 | ○ | オメガレインボー | 牡6 | 横山和生 | 56.0 |
4 | | ブラッティーキッド | 牡4 | 水口優也 | 56.0 |
5 | | アメリカンシード | 牡5 | 柴山雄一 | 56.0 |
6 | | ウェルドーン | 牝4 | 武豊 | 54.0 |
7 | | ヒストリーメイカー | 牡8 | 池添謙一 | 56.0 |
8 | ☆ | ダノンファラオ | 牡5 | 浜中俊 | 58.0 |
9 | ◎ | フルデプスリーダー | 牡5 | 丹内祐次 | 56.0 |
10 | ▲ | ブラックアーメット | 牡4 | 角田大和 | 56.0 |
11 | | ロードレガリス | 牡7 | 富田暁 | 56.0 |
12 | △ | スワーヴアラミス | 牡7 | 松田大作 | 58.0 |
13 | △ | バティスティーニ | 牡9 | 鮫島克駿 | 56.0 |
14 | | ダンツキャッスル | 牡6 | 吉田隼人 | 56.0 |
7月31日(日)更新
さぁ、今週は札幌競馬場を舞台に古馬のダート重賞・エルムステークスが開催されます。
ダート重賞は、興味ないなぁ…と思ってるそこのあなた!超鉄板馬いても馬券買わないですか?
まずは、過去10年の前走レース成績を見てみましょう。
エルムステークス・過去10年の前走レース成績
マリーンS 5- 2- 1-32/40
安達太良S 2- 0- 0- 2/ 4
平安S 1- 2- 2- 4/ 9
東京大賞典 1- 0- 0- 0/ 1
ジュライS 1- 0- 0- 0/ 1
プロキオンS 0- 2- 0- 7/ 9
マーキュリー 0- 1- 3- 5/ 9
アンタレスS 0- 1- 1- 7/ 9
大沼S 0- 1- 1- 3/ 5
帝王賞 0- 1- 0- 3/ 4
見ての通りマリーンステークス組が5勝を挙げる相性の良さ。今年も馬券になってくれるに違いありません。
マリーンステークス組を狙うのは分かったけど…どの馬を買えばいいの?と思ったでしょう。
次に、マリーンステークス経由で馬券になった8頭の前走成績を見ておきましょう。
エルムステークスで馬券になったマリーンS組
※()内はマリーンステークスの着順
21年 4人1着 スワーヴアラミス(1着)
21年 7人2着 オメガレインボー(2着)
20年 1人1着 タイムフライヤー(1着)
19年 2人1着 モズアトラクション(2着)
18年 2人1着 ハイランドピーク(2着)
17年 1人2着 テイエムジンソク(1着)
15年 2人1着 ジェベルムーサ(3着)
13年 1人3着 ブライトライン(1着)
見ての通り、エルムステークスで馬券になったマリーンステークス組全8頭は、前走で馬券圏内に好走しているという共通項があります。
今年は、1着~3着馬がすべてエントリー。その中でも、1着
フルデプスリーダー、2着
ウェルドーンの2頭はかなり馬券になる可能性は高いと見ます。これはもう…買うしかないでしょう!
8月3日(水)更新
夏競馬といえば、秋の大一番に向けて上がり馬を探すのが楽しみというファンも多いかと思います。
エルムステークス(札幌・ダ1700m)にも地方時代から破竹の勢いで8連勝をマークしている
ブラッティーキッドが注目されています。
果たして連勝を9に伸ばすことができるでしょうか?
ここでの見解はズバリ『NO』です!
初勝利から8連勝を挙げているのですから、成長、勢いは申し分ありません。しかし、その相手関係はかなり恵まれたものと言わざるを得なく、1勝クラスと2勝クラスで対戦したメンバーの中に、その後勝鞍を挙げた馬はまだ出ていません。
前走の大雪ハンデキャップ(3勝クラス)のメンバーも、3勝クラスで連対経験があった馬は1頭、3着も1頭と、お世辞にも高いレベルとは言えませんでした。
確かに1勝クラスの勝ち時計は優秀なのですが、重賞の経験豊富なツワモノ揃いの中に入ると、際立つというところまでは行きません。
そして、最も気になるのは、この夏すでに3走していて、6月18日の1勝クラスから2カ月足らずで4戦目を迎える強行軍です。
勝負の世界において、調子のいい時にドンドン上にチャレンジするというのは有効な手段であるとは思いますが、北海道といえども、夏の暑い時季での連戦。また、馬場状態の違いがあるとはいえ、走破タイムが徐々に遅くなっているのも気になるところです。
中央入り後3戦の戦績
06/18 1勝クラス 1着 1.44.0(36.7)
07/03 竜飛崎特別 1着 1.44.1(36.4)
07/24 大雪ハンデ 1着 1.45.3(37.6)
08/07 エルムS ?着
※着順の後ろは走破タイム。カッコ内は上がりタイム
ニューヒーロー誕生を期待したい一戦ながら、その壁は非常に分厚いもの。連戦の疲れも気になる今回に関しては、切ってオイシイ馬と言えるでしょう。
8月4日(木)更新
近年は医療や調教技術の進歩でサラブレッドの競走寿命も長くなってきましたが、9歳以上の活躍馬となると、かなりのレアな存在。ジャンプの方には11歳のオジュウチョウサン、10歳タガノエスプレッソといった重賞ウイナーもいますが、JRAの平地競走では非常にレアな存在です。
今年、平地のレースで勝鞍を挙げた9歳馬は2頭いますが、唯一オープンのレースを勝ったレアホースが
エルムステークス(札幌・ダ1700m)に出走。それが
バティスティーニです。
9歳と聞くと、衰えを案じて馬券的には躊躇してしまいますよね?
ちょっと待ってください!それではビッグな配当を獲り逃がすかもしれません!
9歳といっても近走のレースぶりは侮れないものがあります。8歳の暮れとなる昨年12月のギャラクシーステークス、そして今年初戦のポラリスステークスを鮮やかな末脚で連勝。ポラリスステークスでは前哨戦のマリーンステークスを勝ったフルデプスリーダーや安定した走りを見せているタガノビューティー、レディバグといった脂が乗った4歳、5歳の実力馬を破っています。
ここ2走は5着、11着と敗れていますが、2走前は上がり最速、前走も11着ながら上がりはメンバー2位で、追い込み脚質ゆえの展開に泣いたレース。終いは確実にいい脚を使っており、今が旬といえるようなレースを続けているのです。
また、このレースは9歳馬の健闘が光るレースでもあります。
エルムSの9歳馬成績
21年 3人 4着 ウェスタールンド
15年 7人 3着 エーシンモアオバー
15年 11人 6着 マルカフリート
14年 13人 5着 クリールパッション
12年 10人10着 キングトップガン
過去10年で9歳馬は5頭出走。12年のキングトップガンは前走で8秒以上の大差を付けられた後の参戦で参考外といえる一戦。それを除くと馬券絡みこそ15年3着のエーシンモアオバーのみですが、クリールパッション、マルカフリートは人気を大きく上回る健闘を見せ、昨年のウェスタールンドは人気を下回ったものの、最速の上がりを繰り出して僅差の4着。ベテランらしい味のあるレースを見せているのです。
今回は斤量が1キロ軽くなり、先行激化が予想されるメンバー構成。賞金の高い重賞であれば更に先行勢のプレッシャーがかかるはずで、衰え知らずの末脚に一票を投じるのも十分アリでしょう!
8月5日(金)更新
ブラックアーメット
8/3(水) 札幌(ダ)
5F 67.4-50.6-37.2-12.0(強め)
先週のアイビスサマーダッシュはS評価のシンシティとA評価のビリーバーがワン・ツー・フィニッシュ!絶好調ホースがまたしても好走しました。夏は格より調子。今週も絶好調ホースをピックアップしていきましょう。
エルムステークスのS評価は
ブラックアーメットです。この中間は札幌競馬場のダートコースでの調整。コンスタントに使われていることもあって、ビッシリと強い攻めは行っていませんが、単走で手綱をとった
角田大和騎手が直線で軽く促すと、大きなフットワークで豪快にゴールを駆け抜けました。
オープン入り後、ややもどかしい成績が続くも、川崎記念で4着の実績があり、近走も終いはしっかりと伸びていて、重賞に手が届くところにいると判断できます。初コンビを組む2年目のホープとともに、人馬揃って絶好のVチャンスといえるでしょう。
昨年の2着馬
オメガレインボーも悲願の重賞初Vへ向けて好気配。2週続けて主戦の
横山和生騎手を背に長めを追われ、素軽い動きを見せました。ここを目標にキッチリと態勢が整った印象です。
一発の魅力は一昨年のジャパンダートダービーの覇者
ダノンファラオ。最終追い切りは格下相手ながらもパワフルなフットワークでしっかりと先着。ここ2走は大敗続きも、攻めの動きは活気十分で、デキ落ちは皆無。あとは自分との戦いでしょう。リズム良くマイペースで運べれば面白い存在です。
エルムステークス・追い切り全頭評価
1 | ロードエクレール | B | 地味だが順調 |
2 | アイオライト | B | 一連デキ保つ |
3 | オメガレインボー | A | 仕上抜け目無 |
4 | ブラッティーキッド | C | 気配やや地味 |
5 | アメリカンシード | C | まずは叩いて |
6 | ウェルドーン | B | 素軽い脚捌き |
7 | ヒストリーメイカー | B | 動きキビキビ |
8 | ダノンファラオ | A | 反撃態勢整う |
9 | フルデプスリーダー | B | 前走勢い保ち |
10 | ブラックアーメット | S | 攻め迫力十分 |
11 | ロードレガリス | C | 気配物足りぬ |
12 | スワーヴアラミス | B | 行きっぷり良 |
13 | バティスティーニ | B | 叩かれ上向き |
14 | ダンツキャッスル | B | 動きスムーズ |
8月6日(土)更新
先週の日曜日に行われた2つの重賞はともに1番人気が着外に沈み、アイビスサマーダッシュは7番人気のビリーバーが勝ち、クイーンステークスは8番人気のサトノセシルが2着に入って好配当になりました。
1番人気が苦戦し、好配当決着が続く夏の重賞戦線。この
エルムステークス(札幌・ダ1700m)も一筋縄ではいかないメンバー。好配当の気配が漂います。
そんな波乱含みの一戦で非常に不気味な存在が
ダノンファラオです。
2020年のジャパンダートダービーを勝っているメンバー唯一のJpn1ウイナーで、それを含め重賞を3勝している実力馬。
その一方で、気性面に課題を抱え、大敗とも隣り合わせ。馬券を買う側としては、何とも扱いが難しい馬といえるでしょう。
特に直近の2走は勝ち馬から3.0秒、3.6秒の大差負け。「買いの材料はあるのか?」と思ってしまいますよね。
実はあるんです!
直近2走の馬体重に注目です。2走前が544キロ、前走が540キロで出走。デビューからの21戦で540キロを超えての出走が3度あるのですが、いずれも大敗を喫しているのです。
3走前のダイオライト記念は536キロでの出走。4着と敗れはしましたが、渋太い走りで2着馬とは0.2秒差に踏ん張りました。
538キロで出走したチャンピオンズカップは16着でしたが、これはスタートで後手を踏んで自分の競馬ができなかったもの。この馬らしいムラッ気が出てしまったレースでした。
土曜日の掲載時点で詳しい馬体重は分からないものの、先週、今週としっかりと負荷をかけられ、動きの方もA評価を受けているように上々のもの。少なくとも太め残りはない仕上がりと見ていいでしょう。
また、交流重賞で好成績を残しているように、小回りコースが合っているタイプの馬ともいえます。
ちなみに今回は
浜中俊騎手と初コンビを組みますが、初コンビで挑んだ5戦の成績は(2-2-0-1/5)。先入観なくレースに挑めるのが好結果を生んでいるのか、連対率80%の好成績を残しています。
ダノンファラオと初コンビ騎手の好走
19/10/26 新馬 2着(三浦)
20/02/25 1勝クラス 1着(坂井瑠)
20/11/25 浦和記念 1着(川田)
21/09/29 日本テレビ盃 2着(横山武)
この夏の北海道で函館スプリントステークス、函館記念と重賞2勝。北の大地で存在を示しているジョッキーだけに、人気はなくとも押さえておきたい激走候補です!
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