【中京記念2022予想】小倉開催が攻略のカギ!人気薄でも馬券内有力なのはこの馬
今年も小倉での開催となる中京記念。馬券攻略のカギはココにあると言ってもいいでしょう。人気関係なく馬券内有力な馬がイル!?
中京記念・完全攻略ファイルでは、予想のカギになるファクターを深掘りした記事を木曜~土曜に渡って公開していきます。
あの有力馬は本当に買えるのか?買い材料が揃った穴馬は?などなど、多角的に検証していきます!
2022年7月24日(日)
小倉11R 中京記念(G3)
小倉競馬場 芝1800m 出走:16頭
1 | | ベステンダンク | 牡10 | 和田竜二 | 56.0 |
2 | ○ | ミスニューヨーク | 牝5 | M.デムー | 54.0 |
3 | | コルテジア | 牡5 | 松山弘平 | 56.0 |
4 | ◎ | ダブルシャープ | 牡7 | 幸英明 | 56.0 |
5 | | カイザーミノル | 牡6 | 横山典弘 | 56.0 |
6 | | アーデントリー | 牡6 | 坂井瑠星 | 54.0 |
7 | | スーパーフェザー | セ7 | 川須栄彦 | 54.0 |
8 | | モズナガレボシ | 牡5 | 荻野極 | 55.0 |
9 | ☆ | ワールドウインズ | セ5 | 田中勝春 | 56.0 |
10 | △ | シャーレイポピー | 牝4 | 福永祐一 | 52.0 |
11 | | カテドラル | 牡6 | 団野大成 | 57.0 |
12 | △ | ヴァリアメンテ | 牡4 | 岩田望来 | 54.0 |
13 | | カデナ | 牡8 | 今村聖奈 | 57.5 |
14 | | ベレヌス | 牡5 | 西村淳也 | 55.0 |
15 | ▲ | ファルコニア | 牡5 | 川田将雅 | 56.0 |
16 | | レインボーフラッグ | 牡9 | 小牧太 | 52.0 |
7月17日(日)更新
昨年に続き小倉での開催となる中京記念。となれば、真っ先に見ておきたいのが小倉での実績でしょう。
小倉での成績が目立つのは、下記の4頭だ。
小倉芝成績の上位馬(2勝以上)
・アーデントリー (3-0-1-2/6)
・ダブルシャープ (3-3-0-3/9)
・モズナガレボシ (2-0-0-0/2)
・ワールドウインズ (2-0-0-1/3)
この中から推したいのは、
ダブルシャープ。小倉芝成績の内訳を見ておこう。
ダブルシャープの小倉芝実績
2022年
・小倉大賞典(4人7着 0.6秒)
・関門橋S (2人1着 -0.0秒)
2021年
・小倉日経OP(2人2着 0.0秒)
・小倉記念 (4人4着 0.5秒)
・不知火S (1人1着 -0.0秒)
・壇ノ浦S (1人2着 0.0秒)
・虹ノ松原S(5人6着 0.3秒)
2020年
・関門橋S (6人2着 0.2秒)
・壇ノ浦特別(1人1着 -0.1秒)
見ての通り年齢を重ねても小倉では、ほぼ崩れていない。よほどこのコースが合うのだろう。
今年の中京記念でライバルになりそうなのが、下記の5頭か。
ダブルシャープのライバルに!?
・カイザーミノル (22年京都金杯3着)
・カテドラル (21年中京記念2着)
・カデナ (22年小倉大賞典3着)
・ミスニューヨーク(22年中山牝馬S3着)
・モズナガレボシ (21年小倉記念1着、22年新潟大賞典4着)
この5頭は重賞実績もあり、中京記念を勝ってもおかしくはない。ただ、小倉実績ならトップを張るダブルシャープにも十分チャンスはある。
今年の小倉大賞典も、勝ち馬から0.6秒差。勝ち馬のアリーヴォは大阪杯で3着好走。4着ヴァイスメテオールは次走でOP勝ち。5着スカーフェイスに至っても、次走の大阪杯で15番人気の低評価を覆しての6着好走となかなかの好メンバーだった。
小倉開催で、コース相性を味方につけたダブルシャープの重賞初制覇があってもいいはずだ。
7月20日(水)更新
サマーマイルシリーズ第2戦となる
中京記念(小倉・芝1800m)は、昨年に続いて小倉競馬場の芝1800mが舞台となります。
開幕週に行われたCBC賞は、牝馬のテイエムスパーダがレコード勝ちし、強烈なインパクトを残しています。
昨年のこのレースも、実は上位5頭のうち4頭が牝馬で、「夏は牝馬」という格言をまさに体現した結果になっています。
となれば、今年も牝馬に注目したいレース。ということで、今回は昨年の4着馬
ミスニューヨークをピックアップします。
3歳時に秋華賞、紫苑ステークスで5着という好走はあったものの、本格化は古馬になってから。昨年のこのレースでの4着が飛躍のキッカケになったようにも映り、暮れのターコイズステークスで重賞初制覇を決めています。
今年、初戦の中山牝馬ステークスは3着で上々のスタートを切ると、前走のヴィクトリアマイルは10着ながら、勝ち馬まではわずか0.7秒差に踏ん張りました。
今年は、かなりの好メンバーで、先行勢が多く上位を占めた中での渋太い走り。G1ウィナーのレイパパレには先着を果たし、地力強化を印象付けました。
今回は、強敵揃いだったG1から相手関係がグンと楽になり、昨年は少差の4着と好走したレース。小倉競馬場は昨年の4着が唯一の複勝圏外で、過去4走、いずれも1800mで(1-1-1-1/4)と抜群の安定感を誇ります。
5戦連続の騎乗となる
M.デムーロ騎手も要注目。コンビ2戦目で重賞ウイナーに導くなど、コンビ相性は上々で、小倉競馬場は2018年8月以来の騎乗となります。
2016年以降の3年間で(11-9-5-17/42)、特に芝1800mは(5-1-2-2/10)で勝率50%という好相性。JRA通算1200勝まであと3勝と近づいていて、ここがメモリアルVとなる可能性も十分あるでしょう。兎にも角にも要注目のコンビです!
M.デムーロ騎手の小倉成績
全体(11-9-5-17/42)
芝(11-9-3-8/31)
ダート(0-0-2-9/11)
芝1800m(5-1-2-2/10)
※2016年以降
7月21日(木)更新
【
FILE No.3 夏は牝馬!好相性のジョッキーを背に昨年のリベンジへ】でも触れているように、今年の
中京記念(小倉・芝1800m)は牝馬に注目したいレース。
ミスニューヨークに続いて、もう1頭の牝馬
シャーレイポピーと
福永祐一騎手のコンビも目が離せません。
こちらはまず、福永騎手と中京記念の相性が抜群。過去10年で8回騎乗して(1-2-2-3/8)で5回の馬券絡み。勝利こそ16年のガリバルディのみですが、それが7番人気の伏兵で、人気を下回る着順はわずか1回。全ての騎乗馬で5着以内を確保し、勝ち馬から最も離れた着差が0.4秒と騎乗すれば確実に上位争いに持ち込んでいるのです。
福永騎手の中京記念成績
21年 6人
2着 カテドラル
20年 7人5着 ミッキーブリランテ
19年 1人
3着 プリモシーン
18年 7人4着 フロンティア
17年 2人
2着 グランシルク
16年 7人
1着 ガリバルディ
15年 8人5着 カオスモス
13年 3人
3着 リルダヴァル
また、福永騎手といえば小倉コースが非常に得意。2017年以降、30回以上の騎乗があるジョッキーの中で勝率、連対率、複勝率がいずれも3位。上には川田騎手、M.デムーロ騎手がいるものの、大きな差はなく、川田騎手は中京記念において(1-0-0-5/6)とやや苦戦しています。
さらに、福永騎手は近況のリズムも好調。先週は小倉で4勝を挙げ、18日に盛岡競馬場で行われた交流重賞・マーキュリーカップではバーデンヴァイラーを重賞初制覇へ導きました。
中京記念でコンビを組むシャーレイポピーは、バーデンヴァイラーと同じキャロットファームの所有馬。3歳時のチューリップ賞では0.3秒差の5着、紫苑ステークスでも0.4秒差の4着と重賞での好走経験も持ち合わせています。
今回は52キロの軽ハンデでの出走となりますが、福永騎手は52キロの斤量でも好成績を残していて、2019年以降、連対率54.4%、複勝率64.9%のハイアベレージを叩き出しているのです。
福永騎手の52キロ騎乗成績
(18-13-6-20/57)
勝 率 31.6%
連対率 54.4%
複勝率 64.9%
※2019年以降
祖母にオークスと阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったトールポピーを持つ良血馬でもあり、ハンデも味方に絶好調の鞍上が月曜日に続いてパートナーを重賞初制覇へ導けるか大いに注目です!
7月22日(金)更新
ベレヌス
7/20(水) 栗東(坂路)
4F 56.0-40.0-25.1-12.0(馬なり)
七夕賞は6番人気1着のエヒト、先週の函館記念もマイネルウィルトスが2着とS評価が続けて好走。夏は格より調子との格言がありますが、暑さがこたえる時期だけに、やはり調子の良さは大きなアドバンテージとなるのでしょう。
中京記念で一際目を引く動きを見せたのは重賞初制覇を狙う
ベレヌス。5月の谷川岳ステークスがひと息入りましたが、6日のCWコースで6ハロン80.2秒、翌週の14日には同じくCWコースで6ハロン77.9秒、ラスト1ハロンは10.9秒と抜群の伸びを見せて先着。最終追い切りは坂路で全体の時計は控えめながら、ラスト1ハロンは12.0秒としっかりした脚色で登坂。行きっぷりの良さが光りました。
小倉は昨年の夏にオープン入りを果たしたゲンのいいコースで、近走はレースぶりも着実にアップ。今のデキの良さも加われば一発の可能性も十分あると見ます。
安定したレースを続けている
ファルコニアも好仕上がり。6日の坂路で自己ベストに0.2秒差と迫る好タイムを出すと、その後もキビキビとした脚色で最終追い切りではラスト1ハロン11.8秒のラップをマーク。ここを目標にキッチリと仕上がった印象です。
そしてもう1頭、前走のエプソムカップが2年ぶりの実戦復帰だった
コルテジアも気配急上昇。ひと叩きされたことでグンと素軽さが増し、松山騎手を背にした最終追い切りでも気持ち良さそうにゴールを駆け抜けました。ここは前進必至でしょう。
中京記念・追い切り全頭評価
1 | ベステンダンク | C | 馬は元気だが |
2 | ミスニューヨーク | B | 動きキビキビ |
3 | コルテジア | A | ゴール前鋭伸 |
4 | ダブルシャープ | B | 臨戦態勢整う |
5 | カイザーミノル | B | 軽やかな脚色 |
6 | アーデントリー | B | 気配良化示す |
7 | スーパーフェザー | B | 追って伸び良 |
8 | モズナガレボシ | B | 気配マズマズ |
9 | ワールドウインズ | C | 気配やや地味 |
10 | シャーレイポピー | B | 素軽い脚捌き |
11 | カテドラル | B | 入念に乗込む |
12 | ヴァリアメンテ | B | ゴール前鋭伸 |
13 | カデナ | B | 好時計マーク |
14 | ベレヌス | S | 納得の仕上り |
15 | ファルコニア | A | 俊敏な脚捌き |
16 | レインボーフラッグ | C | 気配物足りぬ |
7月23日(土)更新
中京記念(小倉・芝1800m)は京都競馬場の改修工事による日程変更を受けて、2020年は阪神競馬場、昨年と今年は小倉競馬場での開催。2019年は通常スケジュールの中京競馬場で行われましたから、過去3年は異なる競馬場で歴史を重ねてきたことになります。
目まぐるしく条件が変わる中、過去3年で変わらずに好走しているのが、速い上がりをマークしている馬です。
過去10年で上がり最速をマークした馬の成績は(5-1-3-3/12)。小倉競馬場で行われた昨年、阪神競馬場で行われた一昨年もキッチリと馬券に絡んでいます。
中京記念で馬券に絡んだ上がり最速馬
21年 5人3着 クラヴェル
20年 6人2着 ラセット
18年 1人1着 グレーターロンドン
17年 1人3着 ブラックムーン
16年 7人1着 ガリバルディ
16年 4人3着 ケントオー
14年 7人1着 サダムパテック
13年 5人1着 フラガラッハ
12年 5人1着 フラガラッハ
17年、18年は1番人気が好走していますが、その2回を除けば該当馬は4番人気以下。好配当のキモになっていることにも注目です。
そこでピックアップしたいのが、今年の出走メンバーで上がり最速率が最も高い
ヴァリアメンテです。
デビューからキャリア10戦のうち、6戦でメンバー最速の上がりをマーク。父ドゥラメンテ譲りの鋭い決め手を武器とし、2歳上の半姉アンドラステは昨年の中京記念の勝ち馬。更に1つ下の全妹ヴィスパメンテは先週、小倉の1800mで初勝利を挙げており、血統背景も申し分ありません。
ちなみに昨年のアンドラステは川田騎手で勝ちましたが、当時主戦だったのはヴァリアメンテの手綱をとる
岩田望来騎手で、悔しい乗り替わりとなりました。
それから1年が経って、今年は重賞初制覇を含む重賞2勝を挙げ、関西リーディングでも2位と奮闘。鞍上は大きな成長を遂げ、奇しくも今回のヴァリアメンテは川田騎手からの乗り替わりでの参戦となりました。
姉弟での連覇へ、そして昨年のリベンジへ!非常に力が入っているのは間違いないでしょう。
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