【セントウルステークス2022予想】秋の大一番へ重要な一戦!ここを勝って主役になるのは?
いよいよ、秋競馬が開幕。スプリンターズステークスを目指す快速自慢が揃った一戦は、一筋縄で行くわけがない!?大舞台の主役候補はどの馬だ?
セントウルステークス・完全攻略ファイルでは、予想のカギになるファクターを深掘りした記事を木曜~土曜に渡って公開していきます。
あの有力馬は本当に買えるのか?買い材料が揃った穴馬は?などなど、多角的に検証していきます!
9月4日(日)更新
秋競馬の開幕を告げる
セントウルステークス(中京・芝1200m)は、サマースプリントシリーズの最終戦であるとともに、中山の最終週に行われるスプリンターズステークスの重要な前哨戦。
メンバーを見ても、シリーズチャンピオンを狙う馬、夏場を休養に充て、ここから秋のG1戦線を見据えた組との温度差がかなりあるように思えます。
安田記念を勝って人気の一角となりそうな
ソングラインはどうでしょうか?
結論を先に言ってしまえば、今回はかなり厳しいでしょう。
まずは初めての経験となる1200mという距離です。
1400~1600mの距離において、速いラップでのレース経験もあるのですが、スペシャリストが揃う1200mのレースは同じタイムでもその中身は異なります。海外遠征(11/5・ブリーダーズカップマイルに出走予定)を控える今回は、無理なレースを強いることはないと考えていいでしょう。
続いては血統面。母系にはダービー馬ロジユニヴァース、秋華賞やイギリスのG1ナッソーステークス(1980m)を勝ったディアドラ、ダート重賞を4勝したランフォルセといった活躍馬が見られます。これらは1800~2400mで活躍した馬でした。
函館スプリントステークスを勝ったジューヌエコール、ダートのスプリント戦線で活躍したノーザンリバーといった馬もいますが、前者は50キロの軽ハンデ、後者は芝のアーリントンカップも勝ってはいるものの、主戦場はダートで、スピードというよりパワーに勝ったタイプでした。
これらの活躍馬からも、スプリント戦でパフォーマンスがアップというタイプには思えません。
最後はややオカルトになりますが、昨年の富士ステークスを勝ってからは1着と着外を交互に繰り返しており、順番から行くと今回は馬券に絡まない番。時に大敗がある馬でもあり、危険な香りがプンプン漂います!
ソングラインの直近5走成績
22/09/11 ?着 セントウルS
22/06/05 1着 安田記念
22/05/15 5着 ヴィクトリアM
22/02/26 1着 1351ターフスプリント
21/12/25 15着 阪神カップ
21/10/23 1着 富士S
9月7日(水)更新
いよいよ、秋競馬が始まりますね。今週はスプリンターズステークスの前哨戦となるセントウルステークスです。
さっそく、過去3走を見渡してみましょう。
2022年9月11日(日)
中京11R セントウルS(G2)
中京競馬場 芝1200m 出走:18頭
コムス | 福島テ④ | パラダ④ | 葵S② |
サンラ | 鞍馬S④ | 高松宮⑨ | 阪急杯③ |
シャン | 福島テ⑮ | 春雷S③ | タンザ⑨ |
ジャス | 大和S⑯ | 根岸S⑪ | BDM⑧ |
ジャン | NHK⑦ | ニュー① | マーガ① |
ソング | 安田記① | ヴィク⑤ | 135① |
タイセ | UHB⑪ | 青函S⑬ | 函館ス③ |
ダディ | 安土城② | 鞍馬S② | オーシ④ |
チェア | 北九州⑬ | 福島テ③ | 青函S⑥ |
ファス | 北九州⑩ | CBC⑫ | 高松宮⑨ |
ボンボ | 北九州① | 福島テ⑬ | パラダ⑩ |
メイケ | 京王杯① | 高松宮⑤ | シルク① |
メイシ | CBC⑪ | 安土城⑫ | 京都牝⑭ |
モント | 北九州⑤ | CBC⑰ | 京葉S⑯ |
ラヴィ | 春雷S⑩ | 北九州⑥ | カーバ⑥ |
まず、前3走で馬券に絡んだ馬が15頭中10頭。3分の2は直近のレースで1度は馬券になっています。ちなみに、前走に絞るとは4頭まで減少します。
勝ち馬は全て重賞勝ちですね。特に、ソングライン(安田記念)、メイケイエール(京王杯SC)の2頭は、ともにG2以上の勝ち馬で、当然ここでも有力でしょう。もう1頭、16番人気で北九州記念を制したボンボヤージは、ハンデ戦だっただけに割引きですかね…。
過去3走の成績の推移から、ダディーズビビッドなんて面白いんじゃないですか!着順としては4着→2着→2着で安定していますし、直近2走は中京コース。2走前は今回と同条件です。
さらに、3走前は重賞で差のない4着に好走しています。このレースの2着馬ナランフレグは高松宮記念の勝ち馬で、着差はたったの0.1秒です。まぁ、成績の安定具合から人気にはなるかもしれませんが、ソングライン・メイケイエールがいるので、単勝なんかオイシイんじゃないですかね。
ということで、ここでは
ダディーズビビッドを推してみようと思います。
9月8日(木)更新
『
FILE No.1 前走G1勝ちでも過信禁物!?危険な香りが漂う1頭』でも触れたように、
セントウルステークス(中京・芝1200m)は、サマースプリントシリーズの最終戦であるとともに、秋のG1開幕戦となるスプリンターズステークスの重要な前哨戦。
サマースプリントシリーズの行方も気になるところではありますが、馬券的に気になるのはサマースプリントシリーズに出走しなかった別路線組。かつ、勝ってスプリンターズステークスの優先出走権を手にしたい
サンライズオネストです。
昨年6月にオープン入りを果たし、初めての1200m戦だった1月のカーバンクルステークスでオープン初勝利。続く阪急杯でも3着に入って、高松宮記念にも駒を進めました。
サンライズオネストの1200m成績
22/09/11 ?着 セントウルS
22/05/08 4着 鞍馬S
22/03/27 9着 高松宮記念
22/01/15 1着 カーバンクルS
G1初挑戦となった高松宮記念は9着と大敗を喫すも、勝ったナランフレグからは0.3秒差。道中はほぼ同じポジションに付けましたが、インにいたナランフレグは直線でも内に進路を取り、わずかなスペースを割って出たのに対して、サンライズオネストは前が開かずに脚を余した格好。もしも枠順が逆であれば、この馬が勝っていたかもと思えるような惜しい内容でした。
前走の鞍馬ステークスは先行勢が止まらない厳しい流れで不完全燃焼。それでも勝ち馬から0.3秒差まで追い上げ、今回と同じ中京の1200mで、以前の好走とは違った差す競馬で切れる脚を使い、地力強化の一端を垣間見せました。
スプリンターとしての伸びしろは十分で、今回は大ベテラン
横山典弘騎手との初コンビ。1着が欲しい一戦だけに、この乗り替わりも非常に不気味に映ります。
先日のキーンランドカップでは似たような境遇だったヴェントヴォーチェが6番人気と評価を落としながらも混戦を抜け出して快勝。配当面からもここはアタマで狙ってみたい1頭です!
9月9日(金)更新
メイケイエール
9/7(水) 栗東(CW)
4F 53.3-37.0-11.0(馬なり)
先週の新潟記念もA評価フェーングロッテンが3着と好走!秋競馬に入っても状態面の把握は非常に重要です。好調教馬はしっかりチェックしておきましょう!
夏場にレースを使ってきた馬の疲れが少し気になる一戦。S評価は5月の京王杯スプリングカップから夏場をじっくりとリフレッシュに充てられた
メイケイエールです。
8月上旬に帰厩し、坂路、ウッドチップコースでたっぷり乗り込んできました。最終追い切りはコーナリングで気難しい面をのぞかせたものの、直線に入ってからは大きなストライドで豪快に伸び、ラスト1ハロン11.0秒のラップでフィニッシュ。きっちりと態勢を整えてきました。
メイケイエールと同じく5月以来の実戦となる
サンライズオネストも好仕上がり。帰厩後は8月17日、31日の坂路で51秒台、最終追い切りは初コンビを組む
横山典弘騎手が騎乗し、今週の栗東坂路一番時計となる50.5秒で力強く駆け上がりました。地力強化を感じる動きで一発の魅力たっぷりです。
夏場を使ってきた組では
ファストフォースのキビキビとした動きが目を引きました。間隔が詰まっていることもあって速い時計は最終追い切りの1本のみですが、スピード感たっぷりで大きく先着。昨年のサマースプリントシリーズを制した実力馬に復調ムードが漂います。穴はコレかもしれません!
セントウルS・追い切り全頭評価
1 | ボンボヤージ | B | 地味だが順調 |
2 | シャンデリアムーン | C | 強調材料欠く |
3 | ジャスパープリンス | C | 動きはいいが |
4 | メイショウケイメイ | C | 気配物足りぬ |
5 | メイケイエール | S | 攻め迫力十分 |
6 | タイセイアベニール | C | 疲れ気になる |
7 | サンライズオネスト | A | 臨戦態勢整う |
8 | モントライゼ | B | 活気ある動き |
9 | ダディーズビビッド | B | 動きキビキビ |
10 | チェアリングソング | B | デキ落ちなし |
11 | ソングライン | B | 気配マズマズ |
12 | ファストフォース | A | 軽快な脚捌き |
13 | ラヴィングアンサー | C | 馬は元気だが |
9月10日(土)更新
セントウルステークス(中京・芝1200m)は1番人気の馬が過去10年で1度も連対を外していないレース。2番人気も(1-3-2-4/10)と勝利数は1つながら複勝率が60%あり、この数字だけを見ると穴党泣かせと思われるでしょう。
しかし、2015年は10番人気のアクティブミノルが逃げ切り勝ち。今回と同じ中京競馬場で行われた2年前は12番人気のメイショウグロッケが2着と激走するなど、決してガチガチのレースではありません。
単勝オッズを見ると重賞5勝のメイケイエールが1番人気、今年の安田記念を勝ったソングラインが2番人気で、オッズの上では2強を形成していますが、ここに割って入る存在として期待したいのが
モントライゼです。
元々、2歳時に京王杯2歳ステークスを勝ち、小倉2歳ステークス2着、3歳時にもファルコンステークスで3着に入った実力馬。1番人気に支持された葵ステークスで5着に敗れると、直線1000mのアイビスサマーダッシュ、ひと息入れて2ハロン距離を延ばした阪急杯、さらにダートの京葉ステークスと3戦連続で2ケタ着順の大敗。迷走に陥りました。
光が指したのが前走の北九州記念。休み明けのCBC賞から2戦続けての芝1200mで、レース序盤から中団やや後ろめのポジションでジッと脚を溜めると、直線でも渋太い伸びを見せて5着でゴール。17番人気という低評価を覆し、控えて差す競馬にもメドを立てる上々のレース内容でした。
今回は中京競馬場が舞台となりますが、ファルコンステークス3着、葵ステークス5着で大崩れはしておらず、左回りそのものは京王杯2歳ステークス勝ちもあって安定した走りを見せています。
モントライゼの左回り成績
22/09/11 ?着 セントウルS
21/05/29 5着 葵S
21/03/20 3着 ファルコンS
20/11/07 1着 京王杯2歳S
人気を分ける2頭が休み明け、この後にG1の大舞台を控えるのに対して、こちらはどん底のスランプから脱しての叩き3走目。実力馬の完全復活が目に浮かんできます!
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