馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
京都新聞杯
ダービーの最終兵器となるか!?
春の天皇賞が終わり、今週から5週連続の東京競馬場でのG1開催が始まる。
4週目にはいよいよホースマンの夢である東京優駿日本ダービー、今年も佳境に突入する。
そのダービーへ向けて、最終切符と言われる
京都新聞杯が今週土曜日に行われる。
近年では、ここでは2着ではあったもののロジャーバローズがここからダービー馬へ。そしてあのキズナが、敢えてクラシックではなく毎日杯から京都新聞杯を経てダービー馬に輝いたのも記憶に新しいところ。
この他にも、トーセンホマレボシやインティライミ・ハーツクライなど京都新聞杯を勝ってダービーでも好走しているが、そもそも秋から春に移設された初年度から、勝ち馬アグネスフライトが見事ダービー馬に輝いている、ある意味トライアルレースよりも重要なステップレースとなっている。
今年の賞金ボーダーは今のところ収得賞金1600万円辺りと言われている。
そのボーダーギリギリの1600万円のマイネルラウレアは、賞金加算してダービー出走を確実にしておきたいからこそ使って来たのだろう。
京成杯2着のあるオメガリッチマンは1200万円で足りず、他1勝クラスを勝っている2勝馬も含め2着で、1勝クラスの馬は勝てば出走は叶いそうだ。
そんな中で注目してみたいのは…
前走芝2400mのゆきやなぎ賞を勝った
サトノグランツだ。
何が注目かといえば、何と言っても鞍上だろう。
手綱を取る
川田騎手、実はまだダービーで騎乗する馬は決まっていない。
もともと、青葉賞でダノンザタイガーに騎乗予定だったが回避、スライドして騎乗予定だったオープンファイアも回避となってしまい、さらに皐月賞で手綱を取ったダノンタッチダウンはNHKマイルカップへ出走するため、今のところはまだ未定のままだ。
このサトノグランツは、未勝利戦で手綱を取り自らの手で勝たせている一頭。
当時、まだまだ緩い状態でしっかり勝ち切ったことで、先々に可能性は感じていた。
それもあってか。今回再び手綱を取ることになった。
しかも…
実は、他陣営からダービーでの騎乗オファーはある。しかしその返事を保留しているという。そう、このサトノグランツに可能性を感じているからだろう。でなければ即答しているはずだ。
ゆったり使っている事で体質が強化されてきているそうだが、まだ加速するのにモタモタするところがあり、3・4コーナーの下りで加速できる京都の外回りコースはこの馬にピッタリの舞台と言える。
本当にここを勝つようならば、本番でも川田騎手が乗る事になるだろう。
その本番で好走例の多いステップレースなだけに、ぜひ注目したい一頭だ。
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