馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
高松宮記念
オーナーサイドのおもてなし?
日曜日は、春のG1シーズンの開幕を告げる
高松宮記念が行われる。
活きのいい明け4歳、ディフェンディングチャンピオン、連勝中の上がり馬など、スプリントG1らしく多彩な顔触れで興味深いレースだが、なかでもより興味深いのは、一昨年の暮れの香港以来の出走となる
ピクシーナイトの復帰だろう。
3歳秋にスプリンターズステークスを快勝し、スプリント戦線の王者に君臨するか思われたが、暮れの香港で落馬事故に巻き込まれ戦線離脱、1年以上の休養を余儀なくされた。
それでも、あれだけのパフォーマンスを魅せていた馬、復帰するからには注目に値する。
鞍上には
戸崎騎手。そもそも主戦だった福永騎手が騎手を引退したため、復帰予定だった阪急杯から騎乗予定だった。
ところが、その阪急杯は直前にややトモに違和感があって大事を取って回避となった。
戸崎騎手としてみれば、中山記念ではお手馬ラーグルフだけでなく、シュネルマイスターの依頼もあっただけに、中山に切り替えたいところもあっただろう。
しかし、既に阪神で多くの騎乗馬が決まっていただけに変更はできずそのまま阪神で騎乗、結局未勝利で終わってしまい残念な阪神遠征になってしまった。
その後戸崎騎手は、高松宮記念の日は一応中山で騎乗予定を組んでいたそうだ。しかし、ピクシーナイトが使えることになり、ノーザンF側からの熱烈なオファーもあって、改めて中京での騎乗に切り替えたという。
というのも、前回の件もあるからかなのだろう、この日の中京ではピクシーナイト以外にもノーザンF(しがらき)関連馬の騎乗が多く、1Rの
ナリサに始まり、2R
スカーズ・10R
ヴォルゴグラードと、勝ち負けになりそうな馬を用意しているようにうかがえる。もちろん全て乗り替わり、メインのみならず他の騎乗馬もバックアップしている形だ。
万が一、再び回避があったとしても前回とは違いタダでは帰しませんよ…そんなおもてなしを感じるラインナップと言えるだろう。
この高松宮記念の行われる日曜日の中京、戸崎騎手の乗るピクシーナイトの走りはもちろん注目だが、戸崎騎手のそれ以外の騎乗馬にも注目の一日と言えそうだ。
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