馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
中京10R 若駒S
逆遠征を見逃すな!
早いもので、今年の初開催も7・8日目を迎える。やはり正月の1週間に4日間の開催があると時間が経つのも非常に早く感じ、トレセンの中も慌ただしく過ぎていった。
漸く通常モードに戻って来る今週末、土日通してジョッキーの移動は多い。
まず土曜日、注目してみたいのは中京に遠征してくる二人。
今は主戦場を関東圏に移し、普通なら中山で騎乗しているはずの
ミルコ・デムーロ騎手、土曜日は中京で騎乗している。
もちろんお目当てがいるからの遠征。と言ってもメインレースではない。
準メインの10R
若駒ステークスで騎乗する
ワンダイレクトだ。
この馬の母ワントゥワン、その母ワンカラットとも同じ藤岡健一厩舎の管理馬で、オーナーも同じ青山洋一氏。そしてそのワンカラットの半妹には、やはり同じ藤岡健一厩舎の管理馬で青山オーナーの所有馬、桜花賞を勝ったジュエラーがいる、厩舎縁の血統馬だ。
新馬戦はクリストフ・ルメール騎手が騎乗していたが今回は中山で先約があったため騎乗できず、代わって声が掛かったのが、オーナーサイドの要望もあって、ジュエラーの桜花賞制覇の時に手綱を取っていたミルコ・デムーロ騎手だった。
そのミルコ自身も思い入れある血統で、非常に楽しみにしている。
今週の調教では自ら跨り、やはりいい感触を得たようだ。
勝って賞金を加算させればクラシック戦線を賑わせてくれそうだ。
もう一人、こちらは主戦場は小倉の
浜中騎手。この土曜日は中京へ逆遠征してくる。
もちろんお目当てがいるからこその行動。その馬は…
メインの
睦月ステークスの
ダディーズビビッドだ。
浜中騎手自身「能力は重賞級」と以前から高く評価している馬で、この行動も頷ける。
前走、新潟のリステッド競走を勝ったが、ゴール前は押さえるほど余裕しゃくしゃくの勝利。ここを勝てば、いよいよ重賞、そしてさらに大きな舞台も見えて来るというもの。力の入る一戦だろう。
この土曜日、主戦場もお目当てのレースも違うが、若駒ステークスのために遠征してくるミルコ・デムーロ、睦月ステークスのために逆遠征してくる浜中騎手、この二人に注目してみたい。
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