馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
シンザン記念
トップジョッキーへ羽ばたく!
正月競馬恒例の変則3日間開催の中日、重賞は中京で
シンザン記念が行われる。
暮れの朝日杯フューチュリティステークス、そしてホープフルステークスから間がないということもあり例年少頭数になることも多いが、今年は7頭と近年で最も少ない頭数で争われることになった。
そんな中で注目してみたいのは…
馬にも注目だが、まずはジョッキー。
昨年の暮れから初めて短期免許を取得した
バウルジャン・ムルザバエフ騎手に注目してみたい。
2019年から4年連続でリーディングを獲得したが、これまで来ている欧州のジョッキー達とは違い、前に行ってもたせる…そんなレースが得意なジョッキー。
身元引受となる契約馬主は米本晃子氏。ご存知の通りシルクホースクラブの代表取締役で、ドイツで親交があったようで、その伝手で来日した経緯もある。やはりシルクの馬を中心としたノーザンF関連馬に多く騎乗している。
昨秋は、多くの外国人騎手が短期免許を取得して来日したが、そのほとんどがノーザンFの関係、エースのクリスチャン・デムーロを筆頭に、ライアン・ムーア、ダミアン・レーンと、その身元引受の契約馬主を見てもわかる通り、ノーザンFが呼び寄せたと言ってもいい。
そしてライアンとダミアンが帰国した後、そこそこチャンスが回って来ていたムルザバエフだったが、それでもまだエースのクリスチャン、そしてノーザン関係の来日ではないもののチャンスをものにして信頼を得たイーガンに続く3番手だった。
しかし、昨年の競馬開催最終日のG1、ホープフルステークスで見事に勝利を挙げた事で、信頼度も格段に上がり騎乗馬のラインナップも変わって来た。
このシンザン記念では有力馬の一頭
ペースセッティングに騎乗する。オーナーはそのシルクレーシング、脚質的にも前目のポジションを取る馬でムルザバエフに手は合うだろう。
暮れの12月24日にレースをしたばかりだが、その時点で仕上がっていたため中間は軽めの調整で状態をキープ。これが年末年始の変則日程では功を奏し、逆に調整がしやすかったそうだ。
3月まで日本で騎乗する予定のムルザバエフ、ホープフルステークスを勝ったが、人気薄での勝利でもありフロック視されるところはまだある。人気馬できっちり勝つことができれば、今後の騎乗馬もめぐりもさらに良くなる事は間違いない。
このバウルジャン・ムルザバエフが騎乗するペースセッティング、人気でもまずは注目してみたい。
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