境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

毎日王冠など3重賞の回顧

第70回毎日王冠(GⅡ)
1着ダノンキングリー
2着アエロリット
3着インディチャンプ

ラップ:
12.9-11.3-11.3-11.5-11.5-11.6-11.2-11.3-11.8
時計:1.44.4


まずは2着アエロリットについて。この馬は本当に素晴らしい馬で、的にされる不利な立場を強いられるので、どうしても勝ち切るに至らないわけですが、それでもこれだけハッキリした流れを自分で作って崩れずちゃんと上位に残すわけですから素晴らしい。さらに、実力が如実に出る流れを本当に確実に作ってくれることで、レースの価値も自然と上がります。助演女優賞があれば、間違いなくこの馬の独壇場でしょう。

昨年が1.44.5秒で勝利、今年は1.44.6秒で2着。ただ、昨年の馬場差が-1.4秒だったのに対し、、今年はそこまで時計の出る馬場ではありません(土曜日より日曜日の方が少し時計が掛かっていました)でしたから、それを考えればアエロリットは昨年より遥かに時計を詰めている計算になります。これで負けたら仕方ない。そして、出遅れながらも強靭な末脚でこれを差し切ったのが、3歳馬ダノンキングリー。

ハイパフォーマンスだった共同通信杯と同じ舞台ということで、今回も相変わらず高いパフォーマンス。ライバルと比べて斤量面の恩恵が大きかったとはいえ、道中ジッと最後方追走から直線一本で粘る好位勢をひと飲みしてしまいました。
2着アエロリットを実に1.1秒上回り、2位のモズアスコットを0.6秒上回る断トツ1位の33.4秒の末脚は、この馬の高い能力と中距離適性を示すに十分なもの。この走りを見る限り、2000mに距離が延びるより、むしろマイルに短縮した方が良いような気もしますが、いずれにしても次走が本当に楽しみです。

勝ちっぷりから忘れがちですが、このダノンキングリーはGⅠ未勝利馬。結局、今年の毎日王冠も5頭のGⅠ馬を、GⅠ未勝利馬が退ける結果になりました。血統的にも母父ストームキャット(2着アエロリットは父クロフネ)と、ほぼ例年の傾向通り。狙ったギベオンは結果を出すことができませんでしたが、毎日王冠らしい毎日王冠だったことは確かだと思います。

話が行ったり来たりして恐縮ですが、3着インディチャンプは抜群の手応えから伸びあぐね3着まで。ただ、この馬は春のマイラーズCでも似たような負け方をして、その後の安田記念でしっかり巻き返しています。叩き良化タイプなのでしょう。次は普通にパフォーマンスを上げてくることが想定されます。


第54回京都大賞典(GⅡ)
1着ドレッドノータス
2着ダンビュライト
3着シルヴァンシャー

ラップ:
12.9-11.0-11.5-12.1-12.2-12.2-12.3-12.4-11.7-11.6-11.5-12.1
時計:2.23.5


綺麗なラップ推移で走破時計も上々の2.23.5秒。伏兵のワンツーではありましたが、レース自体は意外に良い内容だったと思います。

勝ったドレッドノータスは、11番人気の低評価が示す通り、ちょっとここでの一変を想像しづらい驚きの快走でしたが、振り返れば、京都コースは重賞・京都2歳S、OP特別アンドロメダS勝ちなど4勝を挙げているベストコース。3番手追走からメンバー2位にあたる34.9秒(ちなみに、1位は道中最後方にいたエタリオウの34.8秒)を使っての勝利ですから、これはフロックではない快勝だったと考えるべきです。好スタートを決めた後の積極的な立ち回りが印象深く、おそらく戦前から想定していた作戦勝ちだったということでしょう。

2着ダンビュライトは、この馬の持ち味が活きる流れを作っての2着。この馬も、京都記念勝ち、きさらぎ賞3着、菊花賞5着と、イメージ以上に京都適性の高い馬。瞬発力が全くない馬なので、どうしても非根幹距離向きと考えてしまいがちですが、京都コース(3角過ぎの下り坂が上手いんだと思います)が得意という個性も付け加えないといけないようで。それにしても、この馬は個人的に掴み切れないまま現役を引退することになりそうな気がしてなりません。

シルヴァンシャーは連勝の勢いに乗って3着。上位2頭とは位置取りの差も大きく、負けたとはいえ悲観する必要は一切ないと思います。

4着ノーブルマーズは、惜しむらくはもう一列前で競馬をしていれば……という内容ですが、これも競馬ですから仕方ありません。ほぼ目論見通りの競馬はしてくれたので、結果は納得です。

5着エタリオウは、あるいはカラ馬の影響で仕掛け処を逸した可能性もありますが、以前に増して位置を取れなくなっていて、脚は使えど大勢が決した後という競馬が続いています。元値が勝ち味に遅い1勝馬というキャラクターを考えても、こうなると時間が掛かりそうな気がします。

1番人気グローリーヴェイズは、菊花賞に続き外枠に泣かされた格好。スタートからプラン通りに運べていないなぁという印象を受けました。おまけに、直線で4着ノーブルマーズに内から張られて手綱を引っ張り進路を内に切り替えるロスもありました。
そのわりによく頑張っていたというのが率直な感想。なかなか次のローテが見えないタイプで、次にどこを使うのかもわかりませんが、この一戦に関しては参考外と見た方がいいでしょう。


第5回サウジアラビアRC(GⅢ)
1着サリオス
2着クラヴァシュドール
3着アブソルティスモ

ラップ:
12.3-10.8-12.0-12.1-12.0-11.2-10.8-11.5
時計:1.32.7


この日の東京芝、馬場差は-0.8秒。確かに時計の出る馬場設定ではありましたが、それを差し引いても1.32.7秒の決着時計は優秀。しかも、47.2-45.5秒の後傾ラップからこの時計ですからね。上がりで大きく時計を詰めている点で、上位2頭はかなり能力が高いことが分かります。

勝ったサリオスは、初戦同様、エンジンが掛かってからの瞬発力には相当なものがあります。ハーツクライ産駒らしからぬタイプというか、完成された後のジャスタウェイのような感じでしょうか。まだ全体的に緩さが残っていて完成途上。それでいてこれだけの脚が使えるのですから、完成されたらどんなになるのか……。末恐ろしい馬が登場しました。
血統的には、姉はサロニカ、サラキア。ともにデビュー当初の走りからすれば、もっと出世しそうなところからやや失速気味。成長力に疑問符が付くという見方もできますが、ともにディープ産駒の牝馬。それに対してサリオスはハーツクライ産駒の牡馬ですから、成長曲線に関しても全く異なるものになることが予想されます。

今回に関しては完敗の格好ですが、2着クラヴァシュドールも強い競馬をしています。今日は相手が悪かったと割り切るしかありません。こちらもハーツクライ産駒。母父ジャイアンツコーズウェイというところが、勝ち馬との大きな差で、こちらはより完成の早いタイプだと思われます。ピークはクラシック手前くらいまでかな? という気はします。
それにしても、以前も書いたかもしれませんが、この山紫水明さんという馬主さんは、スマハマやパクスアメリカーナなど、本当に良い馬ばかり引き当てますね。少数精鋭ながらほとんど外れがありません。

アブソルティスモはショックな敗戦でしょうね。初戦と同じ形で同じ相手に負けているわけですから。ただ、この使い分けの時代に、同じ牧場の生産馬があえて再戦に踏み切ったという判断は興味深いですね。最近、特に2歳重賞は使い分けの弊害で全体的に頭数が少なくなるところ、こういった参戦が増えるようになれば、潮流も変わってくるかもしれません。そう願いたいところです。

私が期待したロードエクスプレスは8着惨敗。これはちょっと言い訳が利かない大敗。まだキャリア2戦目ですから色々と判断するには早いとはいえ、もう少し頑張ってくれると思っていただけに残念です。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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