境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

キーンランドC&新潟2歳Sの回顧

第14回キーンランドC(GⅢ)
1着ダノンスマッシュ
2着タワーオブロンドン
3着リナーテ

ラップ:
11.9-10.3-11.0-11.7-11.8-12.5
時計:1.09.2


土曜日から外枠優勢の傾向が出ていた今週の札幌芝コース。このキーンランドC自体、過去の傾向から外枠有利の傾向があったレース(これまで、1~2枠が【1-0-5-36】勝率0.2%、複勝率14.3%に対し、7~8枠は【4-5-3-36】勝率8.3%、複勝率25.0%)。今年も枠の差が勝敗を分けたように思います。

勝ったダノンスマッシュについては、スタートの良さが最大の勝因だったと感じました。これだけテンの速いスプリンターが集まったレースで、一番良いスタートを切ったのが、ダノンスマッシュでした。
あまりクローズアップされませんが、スタートの巧拙が結果に反映されるケースは非常に多くて、仮に追い込み馬であったとしても、スタートを決めて自発的に下げるのと、出遅れて後方待機するのは全く違うと言われます。ようはリズムの問題で、取りたいポジションを取れる、溜めたい時に溜めて、動きたいときに動けるというのは、全てスタートが決まったからこそできることなんですよね。今回のキーンランドCを見て、改めてそれを痛感しました。

禁止薬物の問題で函館スプリントSを取り消すアクシデントがありながら、しっかり立て直して結果に繋げた陣営の手腕も見事。トラックバイアスの差で敗れた高松宮記念の雪辱を期して臨むスプリンターズCが楽しみです。

2着タワーオブロンドンは、外目優勢の馬場傾向を考えれば、4角で内に押し込められて一番良いコースを通れなかった分の差でしょう。そのトラックバイアスを考えれば、一番強い競馬をしていたと言ってもいいと思います。しかも、他馬より重い58キロを背負っての走りですから価値は高い。

父は引退レースでブリーダーズCクラシックをレコード勝ちしたレイヴンズパス。母系は母父がミルリーフ・ラインのダラカニ(凱旋門賞勝ち馬)で、母母父はサドラーズウェルズ。まだまだ奥のありそうな配合で、今後、もう一段階良くなる可能性を秘めているんじゃないでしょうか。

3着リナーテは惜しいところで連絡みを逃しましたが、本当に力を付けているなぁという印象。今回も評価を下げる理由のない走りを見せています。

4着ライトオンキューもあと一歩届かずも、一線級相手にこれだけやれれば今後の展望が広がったと見ていいでしょう。

次走に繋がる負け方という意味では、5着ナックビーナスもピックアップしなければいけません。
冒頭に述べた通り、このレースで最内枠を引いてハナを切ったら、もうその時点でノーチャンスです。海外遠征帰りの休み明けだったことも含めて、この5着は額面以上に価値があると思います。改めて、衰え知らずの牝馬だと感じました。

私の予想は大惨敗の結果。ヘイロー系保持馬のリナーテが馬券には絡みましたが、これだけ該当馬がいれば何かしら1頭くらいは来て当然ですから、この結果では満足とはいえません。しかも、最重要テーマとして据えた「母父ヘイロー系」は揃って圏外に沈んでしまいました。

また来年、改めて検証し直して予想ファクターを組み立てようと思います。


第39回新潟2歳S(GⅢ)
1着ウーマンズハート
2着ペールエール
3着ビッククインバイオ

ラップ:
12.5-11.1-12.5-13.0-12.3-11.0-11.0-11.6
時計:1.35.0

今年も、メンバー最速の上がりを使ったウーマンズハートが勝利。2着は上がり2位のペールエール。

いずれも、例年の好走馬のパターンと比較すると、位置取りが多少前目ではありましたが、やはり速い上がりに対する耐性が問われるレースになりました。もうこれは新潟2歳Sにおける鉄のセオリーと言っていいでしょうね。

また、勝ったウーマンズハートは、母系がサドンストームやティーハーフに繋がる系統。短距離要素というファクターも満たす存在でした。初戦の決め手は破格でしたし、まあ当然の勝利といえばそうでしょうね。
もっとも、昨年のケイデンスコールもそうでしたが、こういう分かりやすい新潟2歳S向きの馬は当たり前に人気になるので、個人的には、なかなか厄介な存在でもあります。

2着ペールエールは相手が悪かったとしか言いようのない2着。この馬に関しては、1400からの延長馬だったというところがポイント。予想コラムでも指摘した通り、このレースは短縮組よりも延長組の方が期待値が高いので、こういう馬も積極的に評価しなければなりません。

3着に伏兵のビッククインバイオ。これは、母アニメイトバイオが一つ目の注目点。アニメイトバイオといえばローズS勝ちなど、牝馬限定重賞路線でたびたび好走していた馬。その初年度産駒であるパイオニアバイオもフローラSで13人気2着と穴を開けており、言ってみれば重賞穴メーカーの血統なんです。
また、この馬に関しては父キングズベストも利いていたと思います。今開催の新潟芝で、【2-1-2-6/11】勝率18.2%、複勝率45.5%とコンスタントに活躍馬を送り込んでいるキングズベスト産駒。7人気1着ジョイフル、6人気2着トーホウレジーナなど、穴馬の激走もあって見逃せない存在。重賞のここでも存在感を見せたかという印象を受けました。

期待したタイムマシンは、道中、スローの馬群でだいぶエキサイトしてしまったようで、最後の直線まで余力を残すことができませんでした。血統、臨戦過程的には合っていたと思うので、今回は力と適性を発揮できなかったんだと見ています。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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