境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

スプリングSなど4重賞の回顧

第68回スプリングS(GⅡ)
1着エメラルファイト
2着ファンタジスト
3着ディキシーナイト

ラップ:
12.6-11.4-11.8-12.1-12.1-12.1-12.0-11.6-12.1
時計:1.47.8


道中で極端なアップダウンがない、いわゆる平均ペースの持続力比べ。いかにも中山芝1800らしい流れになり、その流れに適性があった馬が勝ったという結果。

期待したエメラルファイトが見事に勝ち切ってくれました。スタートからゴールまで、寸分の狂いもない素晴らしい騎乗だったと思います。先行集団と後方集団が2分割されたところ、その真ん中でポツンと追走していたのがこの馬。どちらを相手に定めるか判断が難しくなるところですが、相手云々より馬の力を引き出すことに注力し、馬の手応えに任せて進出。早め先頭から後続を完封してみせました。

この馬は、前走の白梅賞の勝ち方がポイントで、メンバー3位にあたる35.3秒の脚を使っての差し切り勝ち。決して速い上がりではなく、この馬より速く上がってきた馬がいる中で結果を出したところに、このレースに対する適性が見て取れたわけです。
また、血統的にも前哨戦に強いクロフネ産駒。勝つならここしかないというタイミングでした。そのワンチャンスを活かした馬、鞍上ともに賞賛に値すると思います。

2着ファンタジストは、距離不安が囁かれていたようですが、超が100個つくスローになった京王杯2歳Sで3番手でピタリと折り合っていたくらいで、内枠引きなら距離は問題なくこなせるという判断はついたと思います。
この馬は、(当時の回顧コラムでも書きましたが)朝日杯FSが結構強い内容で、当時は、内有利のトラックバイアスと真逆の外枠から外回しというキツい競馬を克服しての4着でした。あの内容から、思った以上に力のある馬だなと感じたものです。

ちなみに、勝ったエメラルファイトも、同じく朝日杯FSで外枠に泣かされたクチ。トラックバイアスが強く出ているレースでは、そのバイアスに反して負けた馬に注目するのが定石。今回の1、2着は分かりやすい成功例だったと言えるでしょう。

それにしても、近年稀に見る混戦模様の3歳牡馬戦線。サートゥルナーリアという横綱がいる一方で、それ以外の馬は完全に混沌状態。馬券的にはかなり面白そうで、検討にも力が入ります。


第67回阪神大賞典(GⅡ)
1着シャケトラ
2着カフジプリンス
3着ロードヴァンドール

ラップ:
12.7-10.8-11.4-12.1-12.3-12.9-12.0-13.0-12.7-13.0-13.0-12.6-12.5-12.1-13.4
時計:3.06.5

勝ったシャケトラは、全く危なげない横綱相撲。まあ、今回は正直な話、相手に恵まれましたかね。本質的には3000向きの馬だとは思いませんし、今日のところは適性差で迫る相手がいなかったといったところでしょう。
もっとも、個人的にデビュー以来、かなり高く評価していた馬なので、こうしてタイトルを獲ってくれるのは嬉しい限り。ベスト舞台は宝塚記念だと思っているので、そこで頑張ってもらいたいものです。

2着カフジプリンスが、今年も来ましたハーツクライ産駒。これで、のべ6頭目の阪神大賞典連対となりました。トニービン内包馬が強いこのレース。その最たる存在であるトニービン系サンデー、ハーツクライ。これは来年以降も活用できる血統傾向です。
血統的には天皇賞・春でも買える馬なのですが、どうも京都の下り坂が苦手らしいですね。たしかに、これまでの京都戦はパフォーマンスが低いです。スタミナだけならシャケトラよりこちらが上だと思うので、取捨に迷うところではあります。

3着ロードヴァンドールは、序盤にかなりやり合って1000通過59.3秒のハイペースを番手追走。それでも3着に残した頑張りは評価できます。ただ、この馬を捕まえられない後続は……という気もします。やはり、冒頭に戻りますが全体レベルの低さが遠因かと考えられます。

昨暮のステイヤーズSからダイヤモンドS、そして今回の阪神大賞典と、ここにきて急速に長距離路線が手薄になっているのは何とも寂しい限り。何度も言いますが、本質的なステイヤー資質がない馬は、真の強者には為り得ません。
競馬界の未来を考えた場合、この現状は憂慮すべきだと考えています。長距離戦の番組を増やすだけでなく、出走手当ての拡充など目先の利益まで含めた振興策を本気で検討してもらいたいところです。


第33回フラワーカップ(GⅢ)
1着コントラチェック
2着エールヴォア
3着ランブリングアレー

ラップ:
12.7-11.9-12.0-12.1-11.8-12.0-11.8-11.2-11.9
時計:1.47.4

これはちょっと驚きましたね。強いですよ、この勝ち馬は。

土曜中山芝の馬場差は+0.2秒。標準よりも少し時計の掛かる馬場でした。そんな馬場設定でレースレコードとなる1.47.4秒。これを自分で作ったわけですから価値は高い。

しかも、その内訳も秀逸で、前半5Fが例年よりもだいたい1.0秒速いにも関わらず、後半4Fが46.9秒!字面だけ見ると後傾ラップの競馬なのですが、これは前半がスローで流れたのではなく、速い前半よりさらに後半の方が速かったことを意味します。しかも、繰り返しますが、これを自分で作っているのですから驚愕。

元々、バウンスシャッセ(これもフラワーC勝ち)、ムーンクエイクと重賞ウイナーを輩出した良質牝系出身である程度の活躍は想定していましたが、それらきょうだいより遥かにスケールが上です。上位グループが確固たる地位を築いていた今年の3歳牝馬路線ですが、勢力図を一気に塗り替える可能性を持った馬が登場したなという印象です。これが桜花賞に出ない? 本当に勿体無い話です。

2着エールヴォアも決して悪い馬ではありません。3着ランブリングアレーも、個人的に“隠れ世代最強レース”と見ていた白菊賞の2着馬。負かした相手からも、より一層、コントラチェックの評価は高まります。


第33回ファルコンS(GⅢ)
1着ハッピーアワー
2着グルーヴィット
3着ローゼンクリーガー

ラップ:
12.0-10.8-11.4-11.7-11.5-11.6-11.9
時計:1.20.9

前半3F34.2秒自体は、極端に速いわけではなく、このレベルのレースならだいたい標準レベルくらい。先行馬が少し力不足だった印象で、もう少し気の利いた馬がいれば残れていたと思います。3着ローゼンクリーガーが通過順3-3。掲示板に載った馬がこの馬以外、全て差し馬ということで、よく頑張ったと評価したくなるところですが、実際は一度も先頭に立っていませんし、内を丁寧に立ち回ってジリジリとしか伸びなかった内容には不満が残るところ。OPで勝ち切るには少し時間が掛かりそうです。

1、2着はともに差し馬。上手い競馬をしたのが勝ち馬ハッピーアワーで、いたずらに外を回したわけではなく、外枠の不利を軽減しようと、上手く内に誘導した鞍上の手腕が光りました。大外に出したのは直線だけ。外に持ち出すタイミングもドンピシャでした。

レースの性質をよく表していたのが、2着グルーヴィット。昨年のミスターメロディに続いて、初芝の馬が連対を確保。今年は結果に繋がりませんでしたが、予想テーマとしてストームキャット系の名前を挙げたとおり、レース自体がダート的な馬力を要求するものであることは明らか。これは来年以降の予想に活かさなければいけません。




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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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