馬券ネオメソッド(レース回顧編)
京成杯AHの回顧
第62回京成杯オータムH(GⅢ)
1着
グランシルク
2着
ガリバルディ
3着
ダノンリバティ
ラップ:
12.5-10.9-11.2-11.2-11.3-11.5-11.6-11.4
時計:1.31.6
今年も外差し決着に終わった京成杯AHですが、印象に残ったのは逃げたマルターズアポジーですね。サマーシリーズのポイント絡みもあって、楽な展開にはならないだろうとは推測できましたが、可哀想なレースになってしまいましたね。
ただ、この差し馬向きのペースで自らは4着に残し、2番手以下は揃ってケツ近くまで沈んでいるわけですから、この馬も逃げ馬として完成形に近づいたことは明らか。GⅢレベルだとマークがキツくなるので、実際はもう少し相手が揃ったレースの方が穴を開けやすい気はします。あとは、前回の関屋記念のように直線の長いコース。いずれにしても、マークが薄くなればいつでも台頭できる馬だと思います。
外からポジションを押し上げた差し馬勢が勢いを付けて殺到した結果、馬場の内側は大渋滞。下がってくる先行馬もいて、これは内で脚を余した馬が多そうだなと思ってパトロールVTRを見直してみましたが、明らかに何も出来なかったのはウキヨノカゼくらいで、あとは意外に上手く捌けていましたね。トーセンデュークとか上手く乗っているなぁと思いました。ウキヨノカゼは着順が相当悪くなっていますが、ノーカウントでいいでしょう。
阪神で行われたセントウルSについても少し。毎年恒例、前半に10秒台が続く厳しいラップになるこのレース。今年も例に漏れずといった感じでしたが、いつもと違ったのは、意外に差し馬が頑張ったということ。通常、この前半の形からラスト1ハロンの失速率が高いレースパターンなのですが、今年は最後まで比較的緩まず入線。それが差し馬の上位入線に繋がっています。通常、上がりが掛かる競馬の方が差し馬には有利と言われますが、このレースは逆ですね。ラストの失速率が高い方が、馬力型の先行馬が残しやすくなります。
勝ったファインニードルは、個人的に最も好きな種牡馬であるアドマイヤムーンの産駒ということで、重賞を勝つところまで来たのは嬉しいですね。スプリンターズSは、個人的にはサンデー系産駒を買うつもりでいますが、アドマイヤムーン産駒は中山芝1200の成績も相当いいので、本番でも楽しみは十分あると思います。行かせようと思えば行けるスピードは大きな武器になりそうです。
最後に土曜日に行われた紫苑S。夏の北海道開催を挟んでいたとはいえ、1、2着馬はともにオークス出走馬。やはりこのレースは確実にレースの様相を変えましたね。今年は、昨年の比べて実績馬が少し心許ないかな?と思っていたのですが、それでもキチンと結果を出しましたからね。来年も春の実績馬は無条件に高評価しないといけないでしょう。また、秋華賞においても紫苑S組だからという理由で無闇に評価を下げてはいけませんね。
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