馬券ネオメソッド(レース回顧編)
中山記念の回顧
第91回中山記念
1着
ネオリアリズム
2着
サクラアンプルール
3着
ロゴタイプ
ラップ:
12.6-12.2-12.6-12.9-11.1-11.6-11.6-11.3-11.7
時計:1.47.6
ちょっと驚きの結果でしたね。上位馬がどうこうという以前に、人気馬がここまで走らないか……という印象。今年から大阪杯がGⅠに昇格したことで、より前哨戦としての位置づけが濃くなった影響でしょうか。能力を出し切れないまま終わってしまったかなという不思議なレースでした。
もっとも、2番人気8着リアルスティールに関しては、正直、相当難しいだろうなという感じがしていました。前走でムーア騎手がスタートから出して行きましたよね。当時は、あの競馬で折り合いを付けられるのは、さすがムーアと唸ったものですが、その後に乗り替えられた方はたまらないだろうなぁとも。予定通りムーア騎手が乗っていたらどうなっていたのだろう? と、思わずレース後に考えてしまいました。
勝ったネオリアリズムは、出入りのある展開を内でジッと構え、直線で少しだけ外に出して押し切る競馬。終わってみれば枠なり、出たなりの競馬を素直にした結果、他馬が勝手に転んでくれたというところでしょうか。もっとも、この馬自体、札幌記念でモーリスを完封しているわけですから、この結果も納得といった面もあるでしょう。どちらかというと前哨戦ホースなので、今後もこういうレースでは侮れない存在になるかもしれません。タイプ的に、毎日王冠とかに合っている印象です。
それにしても、この血統を中距離で大成させるのですから、堀厩舎というのは特別な厩舎なんだなぁと感じます。普通、短距離走らせたくなりますよ、これは。
2着サクラアンプルールは、正攻法の競馬に鞍上の好騎乗が相まって強敵相手に善戦。これは立派な競馬でした。血統的に言うと、昨年の勝ち馬ドゥラメンテと同じキンカメ産駒。同年2着アンビシャスが母父エルコンドルパサー、これらを総合して中山記念においてキングマンボ系の重要性を考えるべきか、これが来年の検討テーマになりそうです。
そして、痛恨の極み。
ロゴタイプが再び馬券になりました。やっぱりリピーターレースなんですよ、このレースは!と力強く言いたいところですが、さすがにこれはもう目を覆ってしまいました。ご存知の通り、これで3回目の中山記念3着内。昨年、この馬を本命にしていた身としては、「今年かよ……」と思わずポツリ。
もっとも、この馬の父ローエングリンはこのレースで3回馬券になっています。しかも、03年1着、04年3着と一度着順を落としてから、07年に1着と再び王座に返り咲いています。この経緯を踏まえれば、今一度ロゴタイプという選択肢もなかったわけではありませんでした。本命に推して注目して見ていた昨年があまりに見せ場もない惨敗だったこと、その後、まさか(適性のベクトルが異なる)安田記念を勝ってしまったことで、「もういいかな」と判断してしまいました。痛恨です。本当に悔しい。
期待したヌーヴォレコルトは、この枠順を引いた時点でこういう競馬になるだろうという想定通りの競馬になりました。4角から内に潜り込むのも個人的に抱いていたイメージ通り。それで伸び負けたわけですから、これは見込み違いだったと言わざるを得ません。タフなローテで海外を転戦したツケが回っているのかもしれません。
待望の新刊!境和樹の【単複論! 実践編】 絶賛発売中!
『単複論!実践編』の購入はコチラ
▼境和樹への応援メッセージはコチラ▼
Mail:cheer@umasq.jp