うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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新潟11R アイビスSD(G3)(芝1000m)


このレースを使ってくる以上、各馬スピードにはそれなりに自信があるはずで、単調なスピード比べで勝負は決まりません。

勝敗の鍵を握るのは、ビュンビュン飛ばすスピード合戦のラスト、各馬バテ合いになるところをいかに踏ん張るか、それに対応する底力です。

そうなると、必然的に台頭するのが、底力自慢の欧州血統。



昨年は7人気1着、20年にも9人気3着と穴を開けた経験のあるビリーバーは、父モンテロッソ。自身の主な勝ち鞍はドバイワールドC勝ちですが、欧州で種牡馬として大成功したドバウィの血を引く馬で、父母父にはサドラーズウェルズを内包しています。

一昨年の勝ち馬オールアットワンスの父はマクフィ。これも先述ドバウィの一族で、自身は現役時代に英2000ギニーとジャックルマロワ賞と欧州G1を2勝しています。また、同年14人気3着と大穴を開けたバカラクイーンは、母母父にサドラーズウェルズを内包していました。

その他、18年はダンシングブレーヴ直仔のキングヘイロー産駒ダイメイプリンセスが勝ち、8人気3着はサドラーズウェルズ系父ローエングリン産駒のナインテイルズ。

17年は、サドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキングの直仔であり、英ダービーを勝ったオ―スを母父に持ったラインミーティアが勝ち、サドラーズウェルズ系メダグリアドーロ産駒のフィドゥーシアが2着。3着のレジーナフォルテは、母母父にダンシングブレーヴを内包していました。

このように、サドラーズウェルズを筆頭とした欧州血統の底力が、最後の最後で絶妙なスパイスになるのがアイビスSDというレースの特徴。

今年も、欧州血統を意識して候補馬を抽出します。

③オールアットワンス
(父マクフィ)

⑨サトノファビュラス
(母母父ドクターデヴィアス)

⑬ヴァガボンド
(母母父フェアリーキング)

⑭スティクス
(母母父ケープクロス)

⑮マウンテンムスメ
(母父ストーミングホーム)

⑬ヴァガボンドは、母母父がサドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキング。母父ジャングルポケットも、凱旋門賞馬トニービンの後継機と、母系の欧州色はなかなかのものです。

今回が初芝。確かにイキナリのスピード比べに対応できるかは未知ですが、裏を返せば適性をまだ隠している可能性が残っているということ。例年に比べて絶対的存在が見当たらない今年なら、ちょっと冒険してみる手も成立すると考えています。




新潟10R
佐渡S(芝1800m)
◎⑯ルドヴィクス

この時期らしく関西馬が大挙出走、いずれも強力メンバーで上位独占もあるでしょう。

しかし、その組み合わせゆえに人気の盲点になっている⑯ルドヴィクスが面白い存在。

何と言っても、他の追随を許さないコース適性。今回の舞台である新潟芝1800mは1、1、2着とパーフェクト連対。(随分昔の話ですが)新馬戦では後のOP勝ち馬バジオウを完封し、前走ではクイーンSに出走しているグランスラムアスクとハナ差。決して相手に恵まれただけではありません。

さらにいえば、今回人気に推されるであろうパラレルヴィジョンやトゥデイイズザデイに先着した経験もあります。不当な人気落ちは絶好の馬券機でしょう。


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