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重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【天皇賞春】長距離戦は騎手で買え！G1推奨馬が4連続好走中の元調教師が選ぶ『馬券から外せない2頭』

元調教師の平井雄二です。今週は天皇賞春(G1、京都芝3200m)が行われます。春のG1は高松宮記念から皐月賞まで4レース続けて当コーナーの注目馬が連対。引き続きみなさんのお役に立てるよう頑張ります。

天皇賞春と言えば京都・阪神と競馬場を問わず、毎年のように過去1～3着に入ったことがある馬(リピーター)が活躍しているのが特徴です。最近では3年連続で好走しているディープボンドが最たる例でしょう。

毎年のように同じ馬が活躍している理由として、3000mを超える距離での古馬G1は天皇賞春しかないから。3000m以上を得意とする馬は2400mや2500mでも距離不足というケースも多く、G1タイトルを狙うのであれば天皇賞春しかチャンスがありません。

調教師の立場としてもココを逆算してローテを組みますから、長距離巧者が活躍するのは自明の理というわけです。

また“長距離戦は騎手で買え”との格言があるように、馬だけではなく『人』のリピーターにも注目です。

天皇賞春で複数回好走した騎手（過去10年）
ルメール［3-0-1-5］※
武豊 ［2-0-0-6］
福永祐一［1-1-1-4］※
蛯名正義［1-0-1-4］※

横山典弘［1-0-1-5］
和田竜二［0-3-0-6］
戸崎圭太［0-1-1-0］
北村友一［0-1-1-2］※

※は今年不参戦or引退騎手

今年は落馬負傷により参戦しないものの、過去10年でルメール騎手が3勝をマーク。天皇賞春は経験豊富なベテランや中堅ジョッキーの活躍が目立ちます。

上記で紹介したジョッキーの騎乗馬で、注目すべきは武豊騎手のサリエラ、戸崎騎手が乗る菊花賞馬ドゥレッツァでしょうか。

武豊騎手は天皇賞春で歴代最多8勝を挙げている「盾男」。戸崎騎手は騎乗回数こそ少ないですが、過去10年で2019年2着グローリーヴェイズ、21年3着カレンブーケドールで複勝率100%です。どちらも馬券からは外せないでしょう。