うまスクエア

第1082回

採れたて！トレセン情報

秋のＧＩシーズン、今週は火曜日に地方でＪＢＣが開催されていたものの、中央ではＧＩ狭間の週末。とはいえ、東西とも土日それぞれに重賞があり豪華な週末には違いない。

土曜日は、東京で京王杯２歳ステークス、そして阪神ではファンタジーステークスと、東西で２歳重賞が組まれている。

話題性は、小倉で評判となった２頭が出走するファンタジーステークス。

まずは小倉２歳ステークスの覇者メイケイエール。

新馬戦は５馬身差の圧勝、そして２歳ステークスも、このコーナーで触れた通りの掛かりながらもスピード能力と素質で圧倒し連勝した。あとは今回、1200ｍでも掛かるほどのスピードがあるので距離延長がどうでるかだろう。

幸い、今年は連続開催の２開催目の京都外回りではなく、開催開幕週の阪神内回りで行われることは、この馬にとってラッキーだったかも知れない。

もう一頭は九州産馬の星、ヨカヨカ。久しぶりの九州産馬による平地重賞制覇の期待が寄せられている。もし勝てば、アイビスサマーダッシュのテイエムチュラサン以来の快挙になる。

ただ前走、２歳牝馬に57キロという酷量を背負っていたこと、そして余裕の勝利だったとはいえ、同じ日の未勝利戦を勝ったミニーアイルよりも0.8秒も遅い勝ち時計。やはり九州産馬の壁はあるのかも知れない。

もし勝てれば、阪神ジュベナイルフィリーズでは九州産馬の星と白毛馬の対決となって盛り上がることは間違いないが…

この小倉で評判だった２頭がここでも注目されることになるとは思うが、取り上げるのは…

北からの刺客と言えるラヴケリーだ。

函館で新馬勝ちし２歳ステークスに駒を進めたこの馬。レースでは、結果は３着だったが、前で決着した展開を後方からメンバー中最速上がりを繰り出し差し込んできた脚は、将来距離が延びてからが楽しみなる内容だった。

実際、前走は1500ｍに距離は延びたが、勝ち馬と首差の同タイム２着と好走した。

今回の1400mはもちろん守備範囲。

そして能力比較的にも、函館２歳ステークス４着のフォドラが小倉２歳ステークスで３着、単純な比較でも上位と遜色ないことがわかる。

さらに、今回は鞍上が新馬から手綱を取ってきた団野騎手から川田騎手に替わる。ここでも陣営の勝負度合いが計り知れると言うもの。

小倉で評判の２頭が注目されるが、馬券的にも注目したいのは北から参戦のラヴケリーの方だ！