馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
阪神ジュベナイルフィリーズ
負けられない戦いがここにある
今週から、短期免許を取得し日本で騎乗する新たな外国人騎手が参戦している。
今年のワールドオールスタージョッキーズに参戦し初来日した
デヴィッド・イーガン騎手。
短期免許を取得して腰を据えて日本で騎乗するのはもちろん初めてのこと。
そんなイーガンだが、初週から土曜日9頭、日曜日9頭の計18頭と騎乗馬が集まった。しかもその内、土曜日の7頭、日曜日の8頭はノーザンF関連馬となっている。
そう、いきなり今の日本の競馬を席巻しているノーザンFのバックアップを受けている形だ。
ただ実は、そもそもはノーザンF主導の来日ではない。
ではなぜここまで馬が集まったのか…
それは、今週が香港カップウイークで外国人騎手が手薄なこと、さらにノーザンFのお抱えで来日しているクリスチャン・デムーロが騎乗停止となってしまったことで乗り馬が巡ってきたという経緯がある。
イーガンにとってはかなり幸運だったと言えるだろう。但し、それだけ有力馬が揃っているだけにいきなり正念場にもなる。ここでいい結果を出せれば、今後も馬が回ってくるだろうが、逆に結果を出せなかった場合には…イーガンの今後を占う重要な週末となるだろう。
幸運と言えば、実は
川田騎手もかなり幸運の類。
というのは、今週は水曜日の香港国際騎手招待競走だけでなく、週末の香港カップデーにも参戦する可能性があったからだ。
報道にある通り、月曜日にPCR検査で陽性判定が出てしまったため香港遠征を断念、さらに土曜日の騎乗までキャンセルとなった。しかし、日本の新型コロナウイルスの隔離期間が5日間ということで日曜日の騎乗は可能ということになった。
これが、香港の場合は隔離期間の規定が7日間(週中から5日間に短縮された)、よってもし香港で騎乗することを決めていた場合は、土日両日騎乗できなくなるところだった。
国際招待競走に参戦出来ず、土曜日の騎乗もできなくなってしまったので不運ではあるのだが、最も目玉のG1騎乗が出来るというのは不幸中の幸いであることに間違いない。
そもそもこの川田騎手とリバティアイランドとのしがらみは、前走のアルテミスステークスの時からある。
当時もお伝えしたが、実は鞍上にはクリスチャン・デムーロが予定されていた。
その話を聞きつけた川田騎手が、あの馬は離してはならない!とばかり、吉田勝己氏へ直談判。お手馬が香港遠征しても断り、阪神JFとセットで乗るという条件でコンビ継続となった経緯があった。
しかしアルテミスSでは結果が出せず2着。その後ダノンスコーピオンやレイパパレが香港国際競走に参戦することになったが、日本で騎乗することを決めた以上、結果を残さなければならないところ。
いきなりチャンスのある馬が多く巡ってきているデイヴィット・イーガンも注目だが、そういった経緯で騎乗する川田騎手のリバティアイランドにもぜひ注目してみたい!
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