佐々木主浩の大リーグボール22号

大リーグボール22号[第810球]

【有馬記念】挑戦者の立場で挑みます

いよいよ今年も有馬記念がやってきました。思えば、プロ入り1年目の年末にオグリキャップのラストランを見たのが、私の競馬の原点。オグリが勝ったあのレースに感動してから27年が経ちましたが、自分の競馬の原点である有馬記念に、愛馬を出せる事を心から嬉しく思っています。

昨日のメルマガでも触れた通り、枠は真ん中ぐらいが欲しかったので、5枠10番はシュヴァルグランにとって競馬がし易い枠だと思います。昨年の枠順抽選会は、アルファベットが書かれたボールを選ぶ方式でした。会場には行けなかったので、自分の名前の頭文字である“K”を選ぶように頼んだところ、引いたのは外枠の14番。野球で“K”といえば三振の意味ですから、見事に三振をとられちゃった感じでしたが(笑)、今年の5枠10番は、かつてハーツクライがディープを破った縁起の良い枠。ハーツ産駒のシュヴァルにとっては吉兆でしょう。

ジャパンCの後も元気一杯で体調に不安はなく、順調に調整できているとの事ですし、秋3戦目で状態は更に上がっているとも聞いています。シュヴァルは広いコースの方が得意なのは確かですが、今の状態の良さとボウマンの手綱捌きが噛み合えば、小回りの中山でも力は出し切ってくれるはずです。泣いても笑ってもキタサンブラックと走るのは今回が最後。挑戦者の立場で今回も挑みますので、有馬記念も応援宜しくお願い致します!

ライバルとしては、②キタサンブラックは勿論

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大リーグボール22号とは?

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佐々木 主浩

伝家の宝刀・フォークボールで日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた“大魔神”2006年11月に馬主登録を行い、僅か5年半後の2012年2月にはクイーンカップで所有馬のヴィルシーナが1着となり、馬主として初めて重賞競走を制覇すると、さらに翌々週には阪急杯でもマジンプロスパーが優勝。2013年5月12日ヴィクトリアマイルでヴィルシーナが優勝し、初のGI競走制覇を果たす。

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