境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

皐月賞の回顧

第78回皐月賞(GⅠ)
1着エポカドーロ
2着サンリヴァル
3着ジェネラーレウーノ

ラップ:
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2
時計:2.00.8


一言でいうと、旧型の皐月賞に逆戻りしてしまったような競馬でした。勝ったエポカドーロは、デビューから一度もメンバー最速の上がりを使ったことがない馬。2着サンリヴァル、3着ジェネラーレウーノもともに似たようなキャラクターの先行馬でした。前3頭と後続が大きく離れる変則的な展開が影響したとも言えるし、微妙に渋った馬場状態がそうさせたとも言えるし……個人的には今日の結果は参考外(あくまで、来年以降の皐月賞に対してという意味で)だったかなと思います。

逆の言い方をすれば、この競馬で中途半端に候補馬に入れた決め手自慢たちが馬券に絡まなかったことは不幸中の幸いだと思います。新型の皐月賞向きのタイプは、今回の皐月賞では力を出し切れません。ワグネリアンあたりが典型で、直線に向いたところではもう余力がほとんど残っておらず、これまでのこの馬らしからぬジリジリした伸びしか見せられませんでした。これらの馬たちは、また改めて評価を上げないといけない局面が来るでしょう。

以下、今年の皐月賞で印象に残った馬を挙げておきます。

まずは3着ジェネラーレウーノ。
京成杯のコラムでこの馬の資質については言及していたと思いますが、やはり良い馬だと改めて感じました。当時は書きませんでしたが、旧型の皐月賞向きのタイプと当時から見ていた馬なので、どちらにしろこの馬を本命にすることはなかったわけですが、旧型の皐月賞に近い競馬になった今年、しっかり結果を出してくれたことで、見立ては間違っていなかったなと惨敗の中でも収穫を感じました。

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(参考;京成杯週回顧コラムから引用)
この辺は評価が分かれるところかもしれませんが、勝ったジェネラーレウーノ、これ結構強いんじゃないでしょうか。この時期の3歳馬で、中山芝2000の前傾ラップを前付けして押し切るって、力がないとできないでしょう。逃げた馬は2勝馬でしたし、他の先行馬もすべて失速。この馬自身、デビューから2000を使い続け、時計もちゃんと詰めていますからね。

血統的にも、大物を出せるスクリーンヒーロー産駒で、母父ダンチヒ系、母母父ストームキャットと、流行の血統をちゃんと持っています。

京成杯勝ち馬は出世しないことが多く、今年のこのレースは特に戦前の段階で低レベルが囁かれていましたが、実は結構な掘り出し物が出てきたなという印象です。今後に注目したい馬です。
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5着キタノコマンドール。
これは一緒にレースを見ていた人間と喋っていたのですが、これは明らかにダービーに向けての権利獲りに主眼が置かれていたと見るべきです。出走する段階でその方針だったのか、それともレースが始まって流れが決まった時点で切り替えたのかは定かではありませんが、普段のGⅠのデムーロ騎手なら、こういう負け方はしなかったはずです。前の3頭は別として、その後ろにいたエポカドーロ、サンリヴァルあたりは完全にスローの逃げ馬と同じ立場にいましたから、勝ちにこだわるいつものスタイルなら、これらを捕まえる位置までポジションを上げていたでしょう。
それをしなかったということは、今日のところは無理せず最低限の仕事に徹して、次で勝負を掛けようという腹があったのだと推察されます。確かに、変則的な流れで大外一気はほぼ無理筋な中、ゴール前で最も伸びていたのはこの馬。つまり、このレースで一番能力を見せたのはこの馬です。まだキャリア3戦目だったことも含めて、これはダービーに向けて大きな収穫だったのではないでしょうか。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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