境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

北九州記念・札幌記念の回顧

第52回北九州記念(GⅢ)
1着ダイアナヘイロー
2着ナリタスターワン
3着ラインスピリット

ラップ:
11.7-10.0-11.1-11.5-11.2-12.0
時計:1.07.5

恐るべしはバクシンオーの血。ここ2年、連続してワンツー決着を果たしていたサクラバクシンオーは、今年、その後継種牡馬であるショウナンカンプに形を変えて、再びこの北九州記念で光り輝きました。何度も書いていることですが、おそらくサンデーサイレンスと並び、日本の競馬を代表する偉大な種牡馬。改めて、その存在感を思い知らされました。来年以降もこのレースに何らかの形で絡んでくることが想定されます。父サクラバクシンオーはもちろん、父ショウナンカンプ、母父サクラバクシンオーまでは絶対に見落としてはいけませんね。

また、今年も『前走条件馬』が馬券に絡んだことにも注目。勝ち馬ダイアナヘイローがこれに該当していましたね。予想コラムでも指摘したとおり、底力があまりいらないレースなので、本質的な能力よりも勢いであるとか充実度といった目先の要素が威力を発揮するという見方はできるかもしれません。また、これらの馬には過去の重賞出走経験が必要。これも予想コラムで指摘したとおりです。
レース振りに目を転じてみると、やはり今の小倉芝1200のレースパターンにバッチリ嵌ったというところが大きかったと思います。今の小倉芝1200は、先行~好位勢1頭に差し馬が2頭くらい絡むのがパターン。以前のようにこの時期になっても外差し一辺倒にはなりません。馬場造園技術の進歩もあるでしょうが、開催が長期間にわたる場合、開幕週の段階からクッションを利かせた馬場にしておいて、馬場の悪化を防ぐというやり方が一般的になっているので、その影響もあるのかなと考えています。

2着ナリタスターワンに関しては、スタートから手応え十分。その手応えがゆえにコースロスを恐れずに競馬したことが、奏功したのか勝ち切れない結果に繋がったのか……何とも言えないところですが、まあ、前走から大きく巻き返してくれたことは確か。そもそも、前走は枠の不利が大きい条件での凡走で、2走前は重賞で少差。例年よりもレベルが低い今年のメンバー構成ならこのくらい走って不思議ない存在だったと思います。少し人気がなさすぎたなぁという印象です。

3着ラインスピリットは、思い返せば昨年の本命馬。レースが終わって随分経ってから人に言われて思い出しました。このレース向きのダートっぽいパワー血統。この馬が来たあたり、北九州記念らしい北九州記念だったという総括ができると思います。

それにしても短距離路線、大丈夫でしょうか? この夏のCBC賞、函館スプリントS(異常な高速馬場である意味で参考外)、アイビスSDにこの北九州記念と、どうもレベルに疑問を感じるレースばかり。スプリンターズSの馬券が面白そうなのはいいことなんですけどね。


第53回札幌記念(GⅡ)
1着サクラアンプルール
2着ナリタハリケーン
3着ヤマカツエース

ラップ:
12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0
時計:2.00.4

血統的な話はひとまず置いておいて、函館記念凡走馬が1、2着。今年の函館記念は瞬発力と問われた前残りの競馬。これに対して、今回の札幌記念は持続力を問われた形。レースのタイプが異なったことで、函館記念で持ち味を発揮できなかった組が躍動したという結果です。ヤマカツエースはどちらかというと瞬発力型の競馬の方を得意にしているので、今回の流れは合っていなかったと思います。地力でよく3着に粘ったなという印象。かなり力を付けていることは間違いないと思いますよ。

サウンズオブアースはスタートから4角までの運びは完璧だったと思いますが、4角で入りたいところに馬がいて、若干踏み遅れる形になってしまいました。どちらかと言えばダラダラ脚を使いたいタイプなので、これは痛かったですね。4角で2度、横山典弘騎手が横をチラ見していましたが、一度目は他馬の手応えを確認、2度目は進路確保に手間取ってのものだったと思います。競馬ですから仕方ありませんが、踏みたいところでスムーズに前が開かなかったことが敗因だと思います。

それにしても、ちょっと想像していなかったキンカメ産駒の1~3着独占。特段、このレースともこのコースとも相性が良い種牡馬ではないので、この結果には少々驚きました。ただ、いつも言っているとおり、キングマンボ系、特にキングカメハメハは強烈なバイアス種牡馬です。流れや馬場がピタリと合えば、こうしてまとめて来るものなのです。ある意味で、キングマンボ系らしさが存分に発揮されたレースだったと言えるのかもしれません。この結果を受けて、来年はキングマンボ系を重視するかどうかは、まだ何とも言えませんが。


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境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

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