境和樹の穴馬券ネオメソッド

馬券ネオメソッド(レース回顧編)

京成杯AHの回顧

第61回京成杯オータムH
1着ロードクエスト
2着カフェブリリアント
3着ダノンプラチナ

ラップ:
12.5-11.2-11.4-11.3-11.6-11.7-11.5-11.8
時計:1.33.0

今週の中山マイルは、土曜日から外差し傾向が出ていました。このレースもそれに則った格好。かつての開幕週のイメージを一新するに余りある競馬でしたね。昨今、馬場造園技術が向上したことにより、開幕週=前残りは死語になっていますね。同時に、中山マイルの内枠有利という定説も覆っているなと感じます。

もっとも、勝ったロードクエストは、そういった馬場傾向とは別に、自分の競馬に徹して結果を出したわけですから、評価すべきでしょうね。意外に機動性もあるので、もう少し幅の広いレース運びも可能でしょう。新潟2歳Sの圧勝から将来性に疑問を持っていましたが、もうひと花咲かせるかもしれませんね。
ここでは、父マツリダゴッホと中山芝1600について話しておきたいと思います。
マツリダゴッホの中山マイル、過去2年成績は(2-4-3-40/49)勝率4.1%、連対率12.2%と平凡です。しかし、今年に限れば(2-3-1-11/17)勝率11.8%、連対率29.4%と跳ね上がります。複勝回収率は180%で穴馬の激走にも期待できる点も心強い限り。日曜日は3頭出走してロードクエストの好走のみに止まりましたが、土曜日のこの条件では2頭出走してディバインコードがアスター賞を制しました。ここに来て急速に中山マイルに適性が合ってきている印象があります。
マツリダゴッホといえば中山。現役時代の走りからそんなイメージをお持ちの方も少なくないかもしれませんが、種牡馬になってからの中山成績はそこまで良くありませんでした。実際、今でもマイル以外はそう大した数字をマークしていません。しかし、マイルで成績がグンと伸びたこと、そもそもマツリダゴッホ自体が持っている中山適性を考えれば、今後、この競馬場ですべからく成績が上がってくる可能性はあると思います。注目しておいた方がいいかもしれませんね。
また、種牡馬としてのマツリダゴッホは、ボールドルーラー系サンデーの筆頭格とも言える存在になっています。バイアスを見る際には、アグネスタキオン(直仔は大分減っていますが)やオレハマッテルゼ、さらに最近ではリーチザクラウンなども含めて、同時性に注意しておくべきでしょう。

2着カフェブリリアントは、母父カーリアンで欧州血統というテーマをクリアしていた馬。戸崎騎手が乗ると不必要に人気になるので触りにくいのですが、過去の実績も含めてお買い得な存在でしたね。正解はこれでした。
3着ダノンプラチナは、密かに復帰を楽しみにしていた1頭。GⅠ勝ちの実績はもちろんですが、東京新聞杯4着が、内有利のトラックバイアスと前残りの展開を考えれば最強の競馬であり、あの一戦を見て「やっぱり走るなぁ」と感じた経緯がありました。今回、マイナス18キロでの出走。相変わらず体調管理が難しいようですが、何とか完全復調してもらいたい馬です。
ダイワリベラルは結局収まるべきところに収まったなぁという印象。こういう馬なんでしょうね。よく頑張っていると思いますが、根本的な能力の問題だと思います。ローカル重賞とかなら出番はあるかもしれません。

阪神のセントウルS。スノードラゴンが乗り替わりで前付けするという読みまでは良かったのですが、まさかビッグアーサーがハナに行くとは……まあ、1枠1番を引いた以上、こういう選択肢もあったとは思いますが、あの形になるとキツイですね。
そのビッグアーサー、GⅠ馬の鬼門とも呼ばれるこのレースで強さを如何なく発揮しました。単なる逃げ切り勝ちにも見えますが、ラップ推移を見ても、秘めるスプリンターとしての資質を見せ付けた競馬だったと思います。これは強いですね。
スプリンターズSは、サクラバクシンオー産駒の成績が極端に悪いレースです。血統的にはとても狙えたものではないのですが、この勝ちっぷりを見せられると、厄介な馬だなぁと思わされます。かつて、重賞になるとパフォーマンスを下げていた頃の面影はもうありません。完全に本格化していると思います。スプリンターズSは、最強スプリンターVS血統の戦いです。かなり注目。

最後に土曜日の紫苑Sについても一言。この結果は今後に重要な意味を持つことになりそうです。オークス3着馬が勝ったことは、これまでの紫苑Sの歴史を覆す、エポックメーキング的な出来事です。その背景にあるのは、予想段階でも指摘していた通り、重賞への格上げと優先権が3着以内になったこと。来年からは予想のスタンスを大きく変えなければいけないと感じました。
同時に、過去、中山の紫苑Sから秋華賞に参戦した馬の(0-0-1-53/54)というデータに基づく、秋華賞の“紫苑S組は完消しでOK”という作戦も使えなくなると思います(今年来るかどうかは別ですよ)。これは今の段階ではまだ推論の段階ですが、レースの質自体が変化している以上、その後に与える影響も変わってくると考える方が自然だと思います。


待望の新刊!境和樹の【単複論! 実践編】 絶賛発売中!
境和樹 単複論!実践編
『単複論!実践編』の購入はコチラ

▼境和樹への応援メッセージはコチラ▼

Mail:cheer@umasq.jp

境和樹Twitter

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
境和樹の馬券ネオメソッドとは?

『人気沸騰』『話題騒然』今、最も注目されている新進気鋭の実力派予想家【境和樹】の穴の単複1点勝負。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」

境 和樹

『東京スポーツ』や『競馬最強の法則』などで人気コラムを執筆。各メディアから最も注目されている新進気鋭の実力派予想家。合格率2.8%の司法書士試験を合格した頭脳が辿り着いた境地は「勝ちたければ、三複・三単は捨てろ!!」血統理論×ペース解析により導き出された必然の穴馬から『単複1点勝負』を敢行し驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。

友だち追加

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧