東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2016年11月19日]

【マイルCS】国民的英雄が…

毎週一度は酒宴の帰りにカラオケ・スナックに立ち寄る。今月のテーマ曲は晩秋らしくイヴ・モンタン「枯葉」、今週のテーマソングはこれだ。

 俺らはマイラー

 やくざなマイラー

 俺らが走れば嵐を呼ぶぜ。

ご存知、石原裕次郎「嵐を呼ぶ男」の競馬替え歌版である。

吉祥寺の居酒屋「青夷」では、例によって口撃機関銃ヤマとギャンブル狂師ミノ先生がマイルCSをめぐって喧々諤々の抗争中。やっとのことで決着がついたら、穴馬は③スノードラゴンで一致したらしい。誰が見てもどこにも買えるメリットはないが、8歳馬が来ればまさしく「嵐を呼ぶ男」である。

もっとも、このところ二人とも絶不調であるとか。4-5歳馬優勢は歴然としており、ヤマは本命⑧イスラボニータにするが、自信満々は⑮ネオリアリズムを外すこと。世界の名手ムーアと知りつつ大胆な予想であるが、さて。

マスターも先週のエリザベス女王杯で自信もあり大好きなマリアライトがこけてしまい、もはや考える気力も失ったらしい。外国人騎手6人の馬連ボックスで買うというから、他力本願に宗旨替えという。

私の「嵐を呼ぶ男」は⑰ガリバルディである。義勇軍赤シャツ隊を率いてイタリア独立運動に奔走した国民的英雄がここ一番で立ち上がる。この勇将に加担するのは

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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