東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2016年10月1日]

【凱旋門賞】&【スプリンターズS】凱旋門賞も「いつもどおり」

この9月はロンドンで仕事をしていたせいで、日曜日の11日はロンドン-パリの日帰り旅行。シャンティイ競馬場をマカヒキが走るからだ。ニエル賞のゴール前百メートル、抜くかどうかヒヤヒヤして見た。超スローペースにはめらながらの辛勝だが、着差以上の強さだった。

その前日の愛チャンピオンSが今年の鍵をにぎる。出走馬12頭中G1馬9頭が出走し、レース史上最高といえる激戦だった。その疲労残りを考えれば、むしろ凡走組が狙い目。なかでも英愛ダービー馬のハーザンドが一変する。

まぶしいほど華麗な厩舎館とシャンティイ城を背景に軽量有利な3歳馬二頭がきっと抜け出してくる。オックスフォード在住のかつての教え子にウイリアムヒルでマカヒキの単勝を買ってもらったが、いつもどおりワイドで行く。現地1番人気ポストポンドが強いことは十分承知だが、馬券上は無視する。

マカヒキ凱旋門賞の馬券発売におされて、いささか影が薄れたスプリンターズSだが、日本馬への期待と外国馬への偏見に左右されないだけ、こちらが冷静に考えられる。格でも前走でも①ビッグアーサーが断然だが、ここは1200mの実績と重賞勝ちを重視する。②ブランボヌールと⑬レッドファルクスを狙ってみる。二頭とも3戦3勝に重賞勝ちの前走もある。

居酒屋「青夷」で飲んでいたら、口撃機関銃ヤマは今年の3歳馬は強いと判断して②には自信があるらしい。マスターは大穴狙いで⑩レッドアリオンに賭けるとか。昼もG1、夜も超G1で楽しい日曜日になることを祈る。

スプリンターズS

②-⑬ワイド1点で勝負する

①②⑬ 三頭の3連単ボックス6点で遊ぶ

凱旋門賞

⑪-⑭ワイド1点で勝負する



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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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