東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2014年11月16日]

【エリザベス女王杯】3歳馬が活躍する舞台を今年も期待したい

古代ローマを題材にした作品といえば、作家の塩野七生さんが名高い。でも、昨今、とくに若者の間では、漫画家のヤマザキマリさんが抜群の人気を誇る。映画にもなった『テルマエ・ロマエ』(全6巻)があり、現在、1世紀の博物学者をあつかった『プリニウス』が単行本になり、なお好評連載中(『新潮45』)である。

先日、そのヤマザキ邸での鍋パーティによばれた。7人だけの小さな集まりだったが、堺雅人・菅野美穂夫妻も来ていて、大いに盛り上がった。雅人さんは拙著を何冊も読んでいて、とくに『馬の世界史』(中公文庫)は何度も読んだという勉強家。美穂さんはときどき立ち上がってはグラスやお皿を洗ったりして、なかなかの気配りと働き者。それがさらりと自然にできるのだから、すばらしい女性と言うしかない。

ところで、居酒屋「青夷」の暖簾をくぐると、口撃機関銃ヤマの愛妻ミナ姉御のお姿はあれど、けたたましいヤマの形跡なし。どうやらパチンコで負けこんで息も絶え絶えに寝こんだか、と邪推してみたが。帰りぎわにミナ姉御様から一枚のメモをお渡しいただいた。「重賞未勝利でもG1上位組、出走経験有、ディープインパクト産駒に注目して、①ラキシスです。ついでに人気の3枠2頭⑤5ヌーヴォレコルトと⑥メイショウマンボは軽視します」との遺言状らしい書きものだった。なんと大胆な!と思わず酒を吐き出しそうになった。

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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