東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2013年11月24日]

【ジャパンカップ】ボジョレの赤いグラスをながめながら

今をときめく堺雅人と菅野美穂に会いそびれてしまった。二人も参加するという飲み会に招かれていたのだが、9時を過ぎても現れない。しびれをきらした友人がケイタイに電話したところ折り返し電話がきた。どうも22日を12月22日と勘違いしていたらしい。私の本も読んでいるからといわれたので、電話に出たら「すいません」としきりに謝っておりました。そこにはあの半沢さんの勇ましい姿は影も形もありませんでした。

さて、ボジョレヌーボーが解禁された木曜日、新装開店した居酒屋の一周年記念だった。焼酎のボトルの底に番号が記されており、この一年間で飲んだのが40本になる。このボトル競走でとうとう1着入線。遺跡・文献調査と凱旋門賞観戦で1か月はいなかったのだから、重量を背負わされたハンデ戦で単勝に輝いたもの。我ながら大した奴と自嘲気味だが、寄る年波を思えば、来年からは複勝ぐらいにしておこう。

店に通う回数なら多いはずなのに、口撃機関銃ヤマはボトル競走で大差をつけられ、JCは、④エイシンフラッシュの単勝、馬単、3連単で名誉挽回をはかるとか。⑦ジェンティルドンナの本年未勝利、⑬ゴールドシップの前走とダービーに疑問ありというわけで、かなり捨て身になっているらしい。

それにしても、今年の外国招待馬はほとんど粒をなしていない。これらに勝たれるようでは、日本の競馬もまた暗黒時代に突入するのではないかと思える。掲示板に載ることもないだろう。

私はボジョレの赤いグラスをながめながら、なにやら暗示する馬を感じた

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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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