うまスクエア

今週の裏ネタ[2015年10月01日]

世代屈指のレベル

実は先週の九十九里特別も視野に入れながら調整を進めてきたキングカラカウアだが、距離適性を優先してここを狙い撃つことに。当社分析班も「長く脚を使えるタイプで長距離もこなせるだろうが、スピードもあるので中距離のほうが力は発揮しやすい」とのジャッジを下しており、分析面でも後押し。

休み明けの前走は昇級戦で試金石の意味合いもあっただろうが、3着好走。あっさりとクラス卒業のメドを立てた。今回は得意の関東圏でのレースになるが、これまで7戦して崩れたのは阪神遠征をした1戦のみ。輸送がなければ堅実に力を出せるタイプで、中山も[1-2-0-0]と好相性。東京コースも苦にしていないだけに次開催でも注目しておいて損はないが、まずは秋風の吹く中山で好戦を期待。

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新潟で開催された昨年のこのレースの勝ち馬マイネルメリエンダだが、新潟に良績が集まっていることからも平坦巧者のイメージがありがちだが、実は中山も得意分野。掲示板を外したのは1度のみ、しかもその1度も重賞でのものだけに準オープンの今回なら問題はない。

前走は休み明けながらもタイム差なしの3着に入り、このクラスならば地力上位であることを証明。和田郎師も「時計が掛かり気味の今の中山なら馬場はあうはず。一度叩いて状態も上向きなので前走よりも期待できる」と太鼓判を押す。

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札幌記念などを制したサクラプレジデントを父に持つビヨンジオール。遺伝子検査を行った結果は長距離タイプと判定されたようだが、管理する的場師いわく「レースぶりは完全な短距離馬」。実際のレースを見てもマイル前後の距離では直線伸びないシーンも目立つが、こと1200Mなら全くの別。後方から一気に突き抜ける爆発力は先行集団が止まり出すラスト1ハロンから威力が発揮される。スプリント戦で勝った2鞍はともにラスト1ハロンの大外強襲だった。

また指揮官は「ひと夏を越して体が大きくなり、精神面でも大人になった」と愛馬の成長に目を細める。今回は2勝を挙げた得意の舞台で成長した走りっぷりが見られそうだ。

ちなみにこの勝浦特別はスプリンターズS直前に行われる同条件のレースとあって、“前哨戦”の意味合いも兼ねている。ここの傾向は見ておいて損はないだろう。

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好素材の多い3歳ダート路線の中でも安定感では随一のアルタイル。前走は初の古馬相手となり力関係がどうかと見ていたが、その不安を一蹴。ハンデ差もあったが後続に1馬身3/4差をつけた走りは能力の高さを感じさせた。手塚師からは「能力は世代屈指のレベル」と期待を寄せるコメントも飛び出している。

もちろん昇級のここでも中心になる1頭だが、指揮官は「右にモタれる癖があるので、そこだけがどう出るか」と胸の内を吐露。その上で「そこをクリアできれば今回もハンデ差があるし好レースを期待したいね」と課題を挙げながらも、楽しみのほうが大きいとのこと。むしろ右回りが嫌われて人気落ちするなら馬券妙味もつくだけに、オイシイ一鞍になる可能性も秘めている。